UPDATE:2023.7.6
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あなたと働きたいの裏側にある潜在的ニーズ
こんにちは、中村です!突然ですが・・・
僕はすべての物事は必然であると考えています。
例えば英語の勉強をしようと思った時、
オンラインでマンツーマンのレッスンを選ぶのか、
リアルの場で複数の人が集まり学ぶ集合レッスンを選ぶのかもしれません。
後者を選んだ結果、新しい人に出会い、様々な価値観に触れ、新しい経験を得ることができます。
これらの出会いは偶然に思えますが、潜在的なニーズが作り出した必然でもあります。
人間の欲求(ニーズ)はほとんどが潜在的と言われています。
上の場面では英語を勉強したいという顕在的なニーズの裏に、
新しい出会いが欲しいという潜在的ニーズが働き、意思決定した結果であるとも言えます。
数ヶ月前に入社した小山(通称くうちゃん)というディレクターがいます。
キャッチコピーは「“想い”を描いて人をつなぐディレクター」です。
今年の2月?3月くらいだったと思いますが、
当時ディレクター職を募集しており、そこに応募してきたのが彼女です。
面談で「ぜひ一緒に働きたい!」と思い、一緒に働いてもらうことになりました。
ディレクターとしてお仕事をしながらも、
ちょうどtone villageのオープン間際ということで、
カフェのオープン準備なども手伝ってもらっていました。
入社当初はディレクターとして期待していたのですが、
いろんな仕事をしてもらう中で、ディレクター業以外の部分で強みや特性を知ることになります。
それは持ち前の人懐っこさと、そこから生まれるコミュニケーションから、
相手の想いを汲み取り言語化・文章化する能力です。
しかもその言語化した文章は、読み手の感情を動かす素晴らしいものでした。
だから本人とも話をし、ディレクターではなく
言葉で伝える役割にポジションチェンジすることにしました。
情報過多の現代社会において消費者は、
情報に触れた瞬間に自分にとって必要な情報か否かを判断する力を持ち合わせています。
だから情報を削ぎ落としシンプルにし、伝わりやすくしなければ伝わりません。
そこで重要になってくるのが写真や動画などの視覚的に訴えかける要素と、ズバッと見る人の心に響く言葉です。
アプリコットデザインのミッションは、デザインで価値を最大化するです。
デザインで価値を最大化するためには、言葉の力が必要不可欠で、
会社としても言葉を大事にしたデザインへと思考が向いていたのです。
くうちゃんの採用時、顕在的なニーズとしてディレクターを必要としていたのですが、
採用の判断の裏には潜在的な「言葉を司る人が必要」というニーズが働いていたのだと思います。
だからくうちゃんがディレクターではなく、
言葉で伝える人としてお客様の価値向上を担うことになったのは必然だったのかなと思うのです。
「あなたと一緒に働きたい」とあの時思った理由が腹落ちしました。
この世の中には価値のない人やモノなんて決してなく、
もし価値がないのであれば、それは適正な場所で輝けていないからだと信じています。
これは人も会社も一緒。
価値を見つけて、価値が輝ける適正な場所に身を置くことで、
適正に価値が評価されるものだと思っています。