こんにちは、アプリコットデザインの中村です。
同じ仕事を頼むときでも、細かく次々に渡したほうが動きやすい人がいます。最初にまとめて渡して、集中する時間をつくったほうが力を出せる人もいます。分かれ目は、いくつもの仕事を同時に進めるのが得意か苦手か。マルチタスクの得意・苦手です。仕事を渡す側が自分のやり方を基準にしていると、この違いは見えにくくなると思います。
仕事はいくつも同時に重なる
メールを返しながら資料を作り、打ち合わせの途中でチャットが届く。一つの案件を進めている最中に、別の案件の確認が入る。仕事では、こうした重なりが毎日のように起こります。
経営をしていると、なおさらです。スタッフやお客様のこと、売上や採用のこと、これからのことが、頭の中を行き来しています。
切り替えの速い人と途中で考えが途切れる人
僕のまわりには、Aの仕事をしていたかと思えばBの質問に答え、そのままCの仕事に戻れる人がいます。本人に聞くと、わりと平気そうです。頭の中に箱がいくつかあって、そのとき要る箱を開けているような感じだそうです。
反対に、作業の合間に別の仕事を挟まれると、考えていた中身が途切れてしまう人もいます。元の仕事に戻ったら、どこまで進めたっけ、となります。
切り替えの速い人は、いくつ案件を持っていても返事が早い。まわりからは器用で、仕事が早く見えます。それを見て、切り替えの得意な人ほど仕事ができる、と決めてしまうのは早いと思っています。一つのことに深く入り込むのが得意な人もいて、文章や企画のような仕事では、途中で切られないことのほうが大切だったりします。
自分のやり方を普通だと思うとすれ違う
会社の中で難しいのは、それぞれが自分のやり方を普通だと思ってしまうことです。
切り替えが得意な人は「これくらいは同時にできるでしょう」と考える。一つずつ進めたい人は「どうして作業の途中に別の仕事を入れてくるんだろう」と感じる。どちらも、自分にとっての普通を相手に当てはめています。
どちらが正しいかを決めるより、頭の使い方が違うと考えるほうが、僕にはしっくりきます。
同じ仕事でも相手によって渡し方を変える
頭の使い方が違うなら、仕事の渡し方も相手に合わせて変えたほうがいい。そう思っています。
切り替えの速い人には、仕事が出てきたタイミングで細かく次々に渡す。そのほうが動きやすいことがあります。
一つずつ進めたい人には、最初に仕事をまとめて渡し、集中する時間をつくる。合間に別の仕事を挟まれると考えが途切れてしまう人なので、まとめて渡しておけば、あとから差し込む回数を減らせます。
同じ仕事でも、渡し方次第で進み方はかなり変わると思います。
切り替えが得意な人でも疲れはたまる
切り替えの速い人でも、一日じゅう頭を切り替えていれば疲れはたまります。得意だからといって、何でも抱えていいとは限りません。
マルチタスクの得意・苦手は、能力の差というより、その人が力を出しやすい渡し方を知る手がかりだと思っています。もしよかったら、次に仕事を渡すとき、相手がどちらなのかを考えて渡し方を選んでみてください。
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