多様性について考える【わたしのズボラが露呈した件について】

UPDATE：2023.7.31

CATEGORY: 会社のこと

先日、アプリコットデザイン雑談チャットに、
こんな質問を投げかけてみました。

麦茶を飲みたいあなたは、キッチンでコップを探しています。
しかーーーーし、自宅にあるコップはすべて使用済み……。
洗うのめんどくさいなー、と思ったあなたが取る行動は？

▼選択肢は以下の6つ。
1.コップを洗う
2.茶碗で代用
3.計量カップで代用
4.ラッパ飲み
5.飲むのをやめる
6.その他

結果は、

1.コップを洗う=6人
2.茶碗で代用=6人
4.ラッパ飲み=1人

（回答なし：11人）
こんなバカバカしい質問ができちゃうアプリコットデザインの雑談チャット・・・。なんて平和なんでしょうか笑

なぜ、こんな質問をみんなにしたかというと、
わたしは、ずーーーーっと、

「3.計量カップで代用」する人が多数派だと思っていたからです！

我が家では、わたしが計量カップで水を飲むたびに、
「あえりえんwww」と笑われていました。

計量カップだって器なんだから、ありえんはずがない。
と考えていたわたしは、自分が多数派だと信じて譲りませんでした。

そこで、家族の勤務先の人、わたしの友人、
さらには、デザインチームのみんなにも聞いてみました。
当然、わたしと同じ人がたくさんいるだろうと思っていたのに、
計量カップで代用する人は、ひとりもいませんでした・・・。
ナンテコッタ。

友人からは、
「そもそも、コップがひとつもない状態にはならない」とまで言われ、
なんてちゃんとした人間なんだよ・・・と感動しました。

▼ちなみに我が家の計量カップはこちらです。
（ボロい・・・笑）

コップとほぼ同じ形状をしているので、
何の違和感もなく飲料用に使ってしまいます。
（ただし、フチが尖っているので口当たりは悪い^^;）

今回、「計量カップで代用派」が
一人もいなかったことはショックだったのですが、
うれしいこともありました。

それは、デザインチームのみんなに聞いたとき、
はるちゃんから、

「意外とズボラ（？）で安心しました〜＾＾」

と言ってもらったこと。

わたしは、自分がズボラであることを十分承知しています。
だから、はるちゃんから「意外」と言われたことが意外で、
とても、とーーーーーっても、うれしかったです笑
はるちゃん、ありがとう( ´∀｀)！

とはいえ、今回の「計量カップで水を飲む」件が、
ズボラ事案だったとは、まったく気づいていませんでした。
自分で思っているよりも、重度のズボラだったようです。

あちこちで「多様性」という言葉を、耳にする現代。
みんな違って、みんないい！と思いながらも、
ついつい「自分が正しい！」と考えてしまいがちです。
今回の「計量カップで水を飲む」件が、いい例でした。

人間は、一度思い込むとやっかいです。
「この人、こういう人なんだな」と、思い込んだが最後。
相手がどんな態度を取っても、どんな発言をしても、
脳内に刷り込まれた「この人はこういう人」という人物像は、
めったなことでは覆りません。

今回、ズボラの化身であるわたしが、
「ちゃんとしてそうな人」と思われていたことは
非常にありがたい誤解でした。

でも、他人に誤解されないに越したことはありません。
とはいえ、多様性あふれる人間同士のお付き合いです。
誤解も思い込みも勘違いも、あって当然。自然の摂理です。

だからせめて、「この人はこういう人だ！」というレッテルを
一度貼ったとしても、柔軟に貼って剥がして、
更新できるようになりたいです。

計量カップで水を飲むたびに、
戒めのように思い出しそうです＾＾；