UPDATE:2023.9.26
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修正指示は企画だ!
こんにちは^^わたしは前職でバナー制作やLP制作、Instagram用の画像制作などのディレクション業務を少しやっていたのですが
デザインのディレクションが非常に的確で進行管理の神・・・みたいな先輩と仕事をしたことがあり
その先輩から口酸っぱく言われていたのが
という言葉です。
最初にこの言葉を言われた時は「はて・・・?」という感じでした。
「企画」と聞くと、「斬新で新しい事柄を生み出すもの」というような想像をしてしまい
「修正指示」と「企画」って何か不釣り合いな気がしていたからだと思います・・・
ですが、改めて「企画」を辞書で調べてみると
つまり、新しいものを生み出すことだけでなく、
何かを実現するための目的達成までの道筋を考えることが「企画」。
修正指示でいうと、理想のデザインに近づけるために修正の道筋を整理し的確にクリエイターへ指示を出すことが「企画」。
その先輩がお客様からデザインの修正指示をいただいて
そのままデザイナーさんに丸投げをしている姿を一度も見たことがありませんでした。
先輩がデザイナーさんに修正を振り出す前に必ずやっていたことは、以下の3つです。
・なぜその修正が必要なのか、お客様の意図を想像し言語化すること
・修正後のイメージが明確にわかるよう、テキストだけでなくビジュアルにも落とし込み、修正内容を視覚化すること
・抽象的な指示を具体的な指示に言い換えること
(例えばフォントサイズの調整の場合:「×フォントサイズをもう少し小さく」「○フォントサイズを2pxほど下げる」)
例えば・・・
お客様から「余白や文字サイズにメリハリをつけて調整し、サービスの写真が際立つようなデザインに修正してほしい」
といったような修正指示をいただいた場合、
その先輩のディレクションを踏襲すると、以下↓のようにテキストだけでなくビジュアルで修正後のイメージを明確に伝えます。
わたしは自分の手でデザインやコーディングをすることができません。
ですが、ディレクターとして、デザイナーさんやコーダーさんたちが
お客様が想う理想のデザインをきちんと理解できるように、
そして正しくデザイン・コーディングをできるように導いていけるようにならなくてはならないと思っています(まだまだですが。。。)
お客様のニーズに合わせたビジュアルに導いてゆける存在を目指して
日々「修正指示は企画だ!」という考え方を大切にしていこうと思います!
ではまた!
三省堂提供「大辞林 第二版」より