UPDATE:2023.12.20
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価値を知って作るデザインと、知らないで作るデザイン
りんごがおいしい季節ですね。私はパキパキ食感のシナノゴールド派ですが
フジ系の蜜りんごの美味しさには毎年心が揺らぎます。
(全部好きでもいいじゃない。)
さて、先日作ったデザインは
長野県の名産品である“りんご”にまつわるものでした。
長野県民の私は、子どもの頃は冬になると必ず食卓に並び
廊下の段ボールに無造作に入れられていたもんだから
“りんご”は買うものではなく気がつけばそこにあるものだと思っていました。
きっと親戚・ご近所から頂いたり、母が買ってくれていたりして
当たり前に家に常備されていたのだと思いますが
大人になっていざ自分で買ってみようとすると
その価格の高さに驚かされます。
りんご1個ってこんなに高いのか!
バナナ一房よりも、食パン一斤よりも高いんです。
高級品です。
長野県在住の私でさえそんな感覚なので、
他県の方からしたらもっともっと尊い存在なのかもしれません。
そんなりんご様の価値を知った上で作るデザインと
無知なままの自分が作るデザインではきっと
キャッチコピーの内容も、色やフォントの選び方も違っていると思います。
私はデザインをする時にできるだけ万人に受け入れられるものを意識します。
価値観は人それぞれですが、できるだけ多くの人にスッと落ちるものを作るために
日頃から物の価値は身につけておくことは大事だな思う今日この頃です。