UPDATE:2022.7.7
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ツキヤマ農業研究所の極秘活動①|蚊取り線香から作るアレ
ごきげんよう、デザイナー兼ツキヤマ農業研究所所長のツキヤマです。わたくし、デザイナーの傍ら農作物の生産・研究をしています。
今回は私の極秘活動の1つを紹介しましょう。
まずはこちらをご覧ください。
手塩にかけて育てたオーガニックキャベツです。
数日目を離しただけで、見るも無残な姿になっていました。
犯人はアオムシ。あのモンシロチョウの幼虫です。
条間に植えたコンパニオンプランツのレタスはほとんど意味無し。木酢液でも太刀打ちできず。
20株のうち半数がこの状態。大変困りました。
被害を止めるべく、ツキヤマ、動きます。
ただし、化学農薬の使用は控えたいところ。
早速手配しました。蚊取り線香。
こちらは100%天然植物成分のタイプです。
除虫菊に含まれる殺虫成分(ピレトリン)でアオムシを退治しようと企てました。
ピレトリンは人体に入っても酵素の働きで分解されて体外に排出されます。
緑の蚊取り線香も同様の殺虫成分(ピレスロイド系)が使われていますが、着色料等が含まれているので今回使いません。
ちなみに、畑で火をつけて使おうというわけではありません。
用意したのはスプレー、ダイン(展着剤)、蚊取り線香、ミニすり鉢。
そう、蚊取り線香の水溶液を作り、害虫に浴びせて倒します!
今回は初実験。とりあえず500倍の水溶液を作ります。
ククク、だんだんと細かくなってきましたね。
絶対に駆逐してやる・・・。そんな念も手伝ってか、あっという間に完全な粉になりました。
アレな粉(2g)、水(1l)、ダイン(0.3ml)をスプレータンクで混ぜます。
が、使おうと思うとノズルにつまってしまいました。どうやら粒が荒すぎたもよう。
やむなく、別の100均スプレーノズルに変更です。
ついに完成しました。アレな粉の水溶液スプレー。
早速使っていきましょう。
昼休みのうちに被害の少ないキャベツにかけまくります。急げー!!
同じアブラナ科の大根にもかけまくります。これもアオムシの好物。
効果は果たして・・・
※今回の研究はデザイナーツキヤマの農業愛をアピールするものです。
住友化学園芸から同じくピレトリンを有効成分とした100%天然成分の商品がありますが、それとは完全に別物です。
効果・薬害の実証がございませんので、自作される際は自己責任でお願いします!
現在、信州ファームデザインをリブランディング中です。 今秋リニューアルサイトの公開予定。ご期待ください!