UPDATE:2023.4.14
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あたりまえだけどまずいお菓子は売れない
こんにちは、なかむらです!私たち消費者は、製品やサービスを選ぶ時、
それらから得られる価値とコストのバランスを考慮しながら選択しています。
価値を大きく2つに分類すると、「機能的価値」と「情緒的価値」に分かれます。
機能的価値はその名の通り、機能や性能に関する価値で、
例えばスマホであればバッテリーの持続時間やカメラの性能などが当たります。
他方、情緒的価値は製品やサービスが私たち消費者に与える感情的に得られる価値のことで、
例えば高級ブランドのバッグはステータスや自己満足感を得ることができる価値のことです。
昔はより機能性の高い製品が求められたのですが、
今となっては機能性の高い製品が溢れており、差別化することが難しくなってきたと言われています。
そこで「情緒的価値」で差別化を図ろうとするのですが、
情緒的価値は機能的な価値があってこその価値であることを忘れてはいけません。
素敵なコンセプトと、おしゃれなパッケージの洋菓子があったとします。
ところがそのお菓子の味がめちゃめちゃまずかったら・・・どうでしょう。
最初は売れるかもしれませんが、その後リピートしてくれる可能性は極めて低くなるはずです。
情緒的価値はマーケティングにおいて時に「魔法」のように扱われがちですが、
その前に機能的価値が十分に備わっているかを確認しておく必要がありますね。
それではまた!