UPDATE:2021.4.21
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オリジナルの情報
先日紀伊國屋書店へ行ったら、こんな冊子を見つけました。“紀伊國屋書店のスタッフさん”がおすすめしてくれる書店独自のランキングです。
「本」は、全国どこで買っても同じ値段です。
紀伊國屋さんでも平安堂さんでも、
長野県でも北海道でも、等しく同じ環境で買えます。
でも、スーパーや家電量販電などの小売店であれば、そうはいきません。
お店によって値段は変わるし、セール期間によって品揃えも変わります。
と、なると……、
全国どこの書店で本を買っても一緒でしょ? となりそうですが、
品揃えや陳列の仕方、推し本や店内ランキングなどなど、
各書店さんごとに、とても色合いが異なります。
「本」という同じ商品を取り扱っているにもかかわらず、
違いがあるなんて、書店さんっておもしろい存在です( ^ω^ )
同じ「本」という商品を扱っているけれど、
マンガ推しの書店、ラノベ推しの書店、
子ども向け、文芸好き、オールラウンダー攻めなどなど、
それぞれ特別な熱量を持って、お店を作っているように感じます。
今回見つけた「キノベス」も、書店さんの色のひとつで、
「わたしたちはこんな書店です」という
名刺代わりの情報ツールだと思いました。
わたしはいつも、小説(翻訳本除く)ばかりに目が行くのですが、
「キノベス」を見て、翻訳本やエッセイも気になっています◎
すでに好きな人には、さらなる情報を、
あまり興味のない人には、入り口を。
そう思えたステキなフリーペーパーでした。
ちなみに、この「キノベス」は、「中綴じ」という作り方で、
紙を重ねて真ん中をホッチキス留めして冊子にしています。
こんな感じに↓↓↓↓↓↓
「キノベス」は、しっかりとプロの手で作られていましたが、
薄い冊子であれば、印刷屋さんに頼まなくても自作できます。
冊子にしたい情報を、お店や会社で両面印刷して、
「中綴じ用ホッチキス」を使って留めれば簡単に作ることができます◎
お店独自の情報発信に、お客様へお伝えしたい情熱の発露に、
“手作りの中綴じ冊子”というのもよいかもしれません( ^ω^ )♪
その名も「キノベス! 2021」