お問い合わせ・無料相談
ブランディング 2026.07.02

幸せをつくるより、幸せに気づけるように

WRITER
Nakamura Hiroki クリエイティブディレクター / 代表取締役
Nakamura Hiroki

クリエイティブディレクター / 代表取締役。ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士。

幸せをつくるより、幸せに気づけるように
この記事は、YouTube(音声ラジオ)でも聴けます。作業のおともに、ながらでどうぞ。

こんにちは、アプリコットデザインの中村です。

今日は、うちの会社の理念でもある「幸せをデザインする」の”幸せ”について、最近考えていることを書いてみたいと思います。少しだけ深い話になるかもしれません。

「幸せをデザインする」って、どういうことだろう

デザイン会社をやっていて、デザインの本質はどこにあるんだろうと考えていくと、僕はいつも「関わる人の幸せ」というところにたどり着きます。

デザインをつくって、お客様に納品する。そのデザインのおかげで何かしらの成果が出れば、お客様は前に進めます。そこで働くスタッフの方も、そのご家族も、少しだけ幸せに近づく。僕らが提供している本質は、そうやって幸せが連鎖していく設計そのものなんじゃないか——そう思って、「幸せをデザインする」という言葉にしています。

昔の僕は、幸せを「手に入れるもの」だと思っていた

幸せって何ですか、と聞かれたら、答えは人によって違うと思います。お金があること、好きな仕事ができること、大切な家族と過ごせること、自由な時間があること。どれも間違いではありません。

正直に言うと、僕自身も昔は、幸せは「手に入れるもの」だと思っていました。経営をしていると、もっと売上が上がれば、もっと会社が大きくなれば、もっと認められれば、きっと幸せになれる——そんなふうに考えていたんです。

たとえば年商1億円を目指していた頃は、そこに届けば幸せになれると思っていました。でも、いざ達成すると、次は3億、その次は5億と、新しい目標が次から次へと出てきます。スタッフが増えたら増えたで、また別の悩みが生まれる。「これで十分だ」と思える瞬間って、意外と少ないんですよね。

最近つくづく思うのは、人は「ないもの」を見るのが本当に上手だということです。まだ足りないこと、まだできていないこと、まだ持っていないもの。気づくと、そこばかり見てしまう。

視点を変えると、見えていなかったものが見えてくる

そんなとき、あるお客様との仕事で、はっとする場面がありました。そのお客様が、視点を変えることで、普段は見えていなかったことが見えるようになり、それが幸せにつながっていく——そんな話をしていたんです。なるほどな、と思って、僕も一度「あるもの」に目を向けてみることにしました。

健康で過ごせていること。今日も朝、起きられたこと。今日も一日が始まること。家族がいること、仲間がいること。必要としてくれるお客様がたくさんいること。会社が続いていること。こうして音声や文章を受け取ってくださる人がいること。

並べてみると、当たり前じゃないことばかりなんですよね。でも人は不思議なくらい、それを当たり前だと思ってしまう。だから感謝も薄れるし、幸せも感じにくくなる。逆に「あるもの」に目を向けてみると、心が静かに満たされていく感覚があります。

幸せは、新しく何かを手に入れた瞬間だけじゃなく、すでにあるものに気づいた瞬間に生まれる。最近はそう思うようになりました。

これは、僕らの仕事とよく似ている

この考え方は、そのまま僕らの仕事にも重なります。

デザインと聞くと、「何か新しいものをつくる仕事」だと思われることが多いと思います。もちろんその側面もあります。でも実際には、そうじゃないことのほうが多い。僕らがやっているのは、その会社の中にすでにある価値を見つけることなんです。

社長が何十年も大切にしてきた思い。お客様から選ばれ続けている理由。社員さんが当たり前のようにやっていること。長い時間をかけて積み重ねてきた信頼。ご本人たちは「そんなの当たり前ですよ」「どこの会社でもやってますよ」と、さらっと言うんです。

でも、じっくり話を聞いていくと、それは全然当たり前じゃない。他の会社にはない、その会社だけの魅力だったりする。つまり、本人たちが気づいていないだけなんですよね。

だから僕らの仕事は、新しい価値をゼロからつくることよりも、もともとある価値に光を当てることなんだと思っています。そうすると、お客様の見方が変わる。採用なら、候補者の見方が変わる。そして何より、働いている社員さん自身の見方が変わる。「うちの会社って、そんなにいいところがあったんだ」と気づいた瞬間の、あのいい表情。僕は、あの瞬間がとても好きなんです。

幸せを「つくる」から、幸せに「気づけるようにする」へ

そういう経験を重ねるうちに、「幸せをデザインする」という理念の意味も、少しずつ変わってきました。

幸せを新しくつくることではなく、幸せに気づけるようにすること。価値を増やすことではなく、価値を見つけやすくすること。見え方を変えること。それこそがデザインなんじゃないか、と。

同じ景色でも、見る角度が変わると、まったく違って見えることがあります。人も、仕事も、会社も、きっと同じです。もし今、何かが足りないと感じている方がいたら、少しだけ立ち止まって、「今の自分には何があるだろう」と、あるものに目を向けてみるのもいいかもしれません。健康も、家族も、友達も、仕事も、経験も、これまでの失敗も——その全部が、今の自分をつくっている価値なんだと思います。

会社としても、僕らは同じスタンスでいたいと思っています。すでにある幸せや価値に気づけるようにすること、そのきっかけをつくること。それが、僕らのデザインです。幸せは、今ここにあるもの。そう気づいたときに、少しずつ育っていくものなのかもしれません。

今日は、そんなことを書いてみました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

JOURNALが気に入ったら「いいね」してね!

Contact

ブランディング・WEB制作・運用まで、まずは一度お話を聞かせてください。 初回のご相談は無料で承っています。

お電話

0120-622835

10:00〜18:00 / 土日祝休

メールフォーム

お問い合わせはこちら