UPDATE:2023.11.3
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デザインで成果を出すために
こんにちは、中村です!今日は「デザインで成果を出すために」というテーマでお話ししたいと思います。
デザインを活用して成果を出したい!という方にお役に立てれば幸いです。
戦略と戦術を整理しておこう
いきなり小難しい話から入ってしまい恐縮です。戦略とは長期的な視点を持ち、組織の目標や目指す方向性を定めることです。
ビジョンを明確にしたり、ブランドのポジショニング、市場での競争優位などを考慮しながら決めていきます。
一方戦術とは、短期的に戦略を実現するための具体的なステップを指します。
ガーデニングで例えると、お庭の方向性やコンセプトを決めるのが戦略で、
戦略に基づき具体的に植える植物を決めたり、
水やり、剪定など計画を実現するための具体的な手順や活動が戦術になります。
一般的には戦術の一つとしてデザインが用いられます。
つまり、戦略を実現するためのデザインという立ち位置になります。
デザインに期待されていること
日本におけるデザインに対する期待は、「おしゃれさ」「かっこよさ」「シンプルさ」といった視覚的な部分がまだまだ多いなと感じています。
ロゴを作成するときも、視覚的な好みで判断されることも多くあります。
もちろん、自分達が愛せるデザインであることは大切なことです。
でもそれだけで判断するのは少し違うと思っていて。
なぜなら戦略と戦術が分断されてしまった状態で、出来上がったデザインは成果を生みにくいからです。
好みであれやこれやと植物を植えてしまうと、
お庭の目的やコンセプトから逸脱してしまいますよね。
(自分が好きな植物を集めた庭というコンセプトであれば問題ありません!)
また、デザインをデザイナーに依頼する際、最終的な決定が視覚的な好みになることが想定されると、
デザイナーは視覚的な好みというニーズに応えようと思考が働いてしまい、戦略はおろか戦術としても機能しなくなってしまいます。
何のため(戦略)のデザイン(戦術)なのか、関係者の中での理解浸透度合は、そのまま成果に比例します。
デザインで成果を出すためには
戦略の成果を上げるためには、戦略と戦術をデザイナーに説明できるようにした上で、それらを正しく理解し、最適なアウトプットができるであろうデザイナーとタッグを組む事ではないかなと思います。
デザイナーは成果を出すため、
それ相応の準備(知識と経験)が必要で、戦略と戦術を理解する時間も必要です。
なので、コミュニケーションが円滑にでき、
共に成長していける関係性を築けるかも大切です。
戦略と戦術が相互に作用し合い、
共に成長していく関係性=有機的な繋がりを築くことで成果が生まれていくはずです。