UPDATE:2024.6.10
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チョコパイから新時代の販促を想う
わたしはチョコパイが好きです。大っっっ好きです。最近、チョコパイのプレミアムシリーズから「ご褒美Wメロンタルト」が発売されました。
いつものチョコパイも絶品ですが、季節ごとに発売されるプレミアムシリーズが好きで好きでたまりません。
どれを食べても美味しいので、みなさまもぜひご賞味ください。
今の季節はチョコが柔らかくなってしまうので、冷蔵庫でちょっと冷やすとなお美味しいです◎
店頭で「ご褒美Wメロンタルト」を発見した日。
ただちに一箱買って帰りました。
そして、飲み物かと思えるほどの勢いで、一箱6個入りを完食。
今回も最高においしかったなぁ・・・、とうっとりしていたら、
空になった箱の底に何か文字が書いてある。
![](https://apricot-design.com/wp2023/wp-content/uploads/2024/06/IMG_2436.jpg)
よくよく見たら、パッケージを開けたところにも文字が。
![](https://apricot-design.com/wp2023/wp-content/uploads/2024/06/IMG_2435.jpg)
最近よく見る手書き風のフォントか?とも思ったのですが、
何度か出現する「あ」を見比べると、少しずつ違う気もする・・・。
まさか、わざわざ書いた文字を使っているのかしら。
と、考えても真実はロッテさんに問い合わせるしかなさそうです。
真実はさておき。
パッケージに印刷されたささやかなメッセージに
おもわずにっこりする人は、わたしだけではないはず。
気づけば近頃、こういう 「おもわずにっこり」してしまうパッケージが増えたように思います。
たとえば、カゴメさんの「野菜生活100」。
200mlの紙パックをたたむと、「たたんでくれてありがとう」とメッセージが出てきます。
(熊本デコポン味のときは、くまモンが「たたんでくれてうれしいモン」と言っていました。かわいい・・・)
他にもサントリーさんの「伊右衛門」。
ラベルを剥がすと、おみくじが出てきます。
(「大吉」が多くてうれしい。※あるが調べ)
そういえば、以前のブログにも、
にっこりしてしまうパッケージを紹介していました◎
こちらは、ロッテさんの「乳酸菌チョコラ」です。
好きになっちゃうアソビ心
野菜生活100と伊右衛門の場合は、
リサイクルや分別をやさしく促しているだけかもしれません。
それでも、ささやかだけど特別で、とてもすてきな仕掛けです。
チョコパイや乳酸菌ショコラの場合は、
野菜生活たちとは違い、特に役割のある仕掛けではありません。
でも、ひとことメッセージに気づいたわたしは、確実ににっこりしました。
いつものお菓子が、ちょっとだけ特別なお菓子に思えたのです^^
令和になった今、情報はますます溢れ、モノは満ちに満ちています。
その結果、ユーザーは少しずつ、気づくようになりました。
「モノを売りたい」と考えて商売をしている人と
「誰かをシアワセにしたい」と考えて商売をしている人の違いに。
その結果、チョコパイや野菜生活100のように、
ゆるく温かく、目には見えない想いで人をつなぐ。
そんなパッケージが増えつつあるのかもしれません。
パッケージを含め、これからの広告販促は、
「売る」ことばかり考えると、多くの人に見透かされてしまいそうですね。
売る人も買う人も、お互いを好きだと感じて想い合う。
そんな関係が、新時代のシアワセな商売になりそうです。