UPDATE:2021.1.22
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いまだに恐ろしいこと。
デザイナーになって、十数年。
いまだに恐怖で震えるお仕事があります。
それは、新聞折込チラシを作ることです。
(とてもたくさん印刷して、各地の新聞に折り込まれます)
先日20万部少々印刷される新聞折込チラシを制作させていただきました。
に、20万部!?!?!
印刷された大量のチラシは、印刷屋さんが納品先へお届けしてくださるので、
実際に20万部のチラシを目の当たりにしたことはありません。
すごい量なんだろうなぁ……
印刷物を制作するたびに、誤字脱字などなく、
ちゃんと仕上がっていますように!!と緊張します。
あああ、無事みなさまのお手元に届くだろうか。
不安で震える(^^;)
もちろん一言一句、文字を確認しました。
元原稿から修正原稿までチェックしました。
カレンダーを見て日付と曜日も確認しました。
過去チラシと見合わせたりもしました。
それでも、それでも……
震えるほどに怖いのです。
いつまでも、怖いくらいがちょうどいいのかもしれません(^^;)
初心忘れるべからずです。
今回はチラシのお仕事でしたが、
世の中から、どんどん紙の印刷物が減っています。
チラシもフリーペーパーも雑誌も小説も、
次々にデジタル化されていきます。
でも、わたしが生きている間に、
「紙が絶滅する日」は、来ないんだろうなぁと思っています。
遥か遠く、もはや物語みたいなずっと昔から、
紙は、暮らしの中にあったので、
そう簡単には手放せない存在なのです。
わたしも電子書籍で本を読むことがありますが、
電子書籍だけになる日は来ないだろうと感じています。
どうにも好きなんですね、紙が(笑)。
残りのページ数を感じつつ、一枚ずつ紙をめくる行為は病みつきになります。
これから先も、「紙」はどんどん使われなくなっていくことでしょう。
だからこそ、「紙を使いたい!」と思える存在もきっとあるはず◎
適材適所。
紙とデジタルの棲み分けが、どこまで進むのか気になるところです。