UPDATE:2023.12.25
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ロゴはデザインの起点である話
こんにちは、中村です!今日は「ロゴはデザインの起点」というテーマでお話をさせていただきます。
僕らがブランディングをお手伝いさせていただくとき、
ブランドのコンセプトを設計したあと、真っ先に取り掛かるのはロゴの制作です。
ブランディングにおいてアウトプットするデザインは、
WEBサイト、パンフレット、名刺、商品パッケージなどたくさんあります。
その中でなぜ真っ先にロゴの制作を行うのか。
それはロゴはブランディングにおいて中心的な役割を果たすからです。
ブランディングはブランドアイデンティティに基づき構築されていきます。
ブランドアイデンティティとは、ブランドが消費者に持ってもらいたいブランドイメージ(こう思われたい)です。
アイデンティティが軸となり、全てのメッセージや広告などのブランド体験を構築していきます。
ロゴはこのブランドアイデンティティを表す象徴であり、
ビジュアルアイデンティティ(見た目の中軸)なのです。
ロゴにはブランドのアイデンティティである個性や価値観が表現されており、
色、形、フォントなどの要素はブランドの特性となるのです。
たとえはロゴに明朝体が使用されていれば、
WEBサイトやパンフレット、名刺、パワポの資料など至る所で使われるメインフォントは明朝体になります。
ロゴに黄色が使用されていれば、
看板やユニフォームの色、事務所や店舗の色も黄色が使用されます。
ブランドのイメージを伝えるためには一貫性がとても大切で、
ロゴは緑、名刺は黄色、WEBサイトは赤となってしまっては消費者は混乱し、
企業側のこう思われたいというブランドイメージを持ってもらうことが難しくなるからです。
実際、僕がデザインをする時のフローも同じです。
WEBサイトのご依頼をいただき、ロゴはすでにお持ちである場にデザインを作る時には、
ヒアリングをもとに必ずロゴからイメージを膨らませていきます。
色、書体、図形などの軸はロゴをもとに決め、
全体のイメージもロゴとの親和性を第一にデザインしていきます。
デザインの中軸にはロゴがあり、ロゴはデザインの起点となるとても大事な存在なのです。
もしロゴにブランドアイデンティティが含まれていない場合、
なんとも説得力のない薄っぺらいデザインが出来上がる可能性が高いのです。
ロゴはデザインの起点であり、ブランディングの中軸なのです。