UPDATE:2023.9.21
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ディレクターの楽しみ
こんにちは!ディレクター兼デザイナーのツキヤマです!今まで5年間、ディレクターとしてたくさんのお客さまと出会ってきました。
「困っている人がいれば助けたい。できるだけ近くで声を聞きたい。」
そんな思いがあったからこそ、ディレクターを続けて来れたのだと思います。
恐怖や不安はもちろんあって、
自分が知らない世界に飛びこむことも少なくありませんし、
知っていたつもりだったけど、実は全然知らなかった(恥)なんてこともたくさんあって。
けれど、そこからたくさん学びがあり、
ディレクションを通じてお客さまと共にツキヤマ自身も成長できることが楽しみなのであります。
秋深まる今日このごろ。
毎年この時期に、あるお仕事のご依頼が来ます。
ツキヤマを成長させてくれた大切な方々からです。
遡ること3年前、
「長野県障がい者文化芸術祭」の作品を閲覧できるホームページを制作して欲しい。というご依頼をいただきました。
今まで20年以上も続いてきた芸術祭。
ツキヤマ自身、その存在をまったく知りませんでした。
県内の障がい者のみなさんが製作した絵画、手芸、工芸、書道、写真、文芸の作品が一堂に会する本芸術祭。
なかなか会場に足を運べない人にも自分たちの作品を知ってもらいたいとの想いからのご依頼でした。
どのような作品が展示されるか不安がありました。
けれど、そんな不安も吹き飛ぶことになります。
作品の撮影日。
会場に並ぶ作品は想像を超えるほどユニークなものばかり。
力強い絵画や、繊細な工芸作品、超個性的な川柳など、
表現の奥行きと自由さを感じる作品の数々。ツキヤマの中で障がい者への固定概念が崩れていきます。
キャプションに書かれる文章からも想いがゴンゴンと伝わってきます。
なんてクリエイティブなのだろう。
簡単に言ってしまえば「感動した」ということですが、
社交辞令抜きで、「作品を広く知ってもらいたい」と思えた瞬間でした。
そんな思いで撮影には一層力が入ります。
額のガラスに光が映り込まないように、暗幕を腕をプルプル掲げながら作品ひとつひとつ撮影をしていきます。
ホームページ制作でも、作品の見せ方や運用方法をお客さまと一緒に詰めていきました。
施策を独学で調べたり、社内の詳しいスタッフに教えてもらったことを覚えています。
その時得た学びはディレクターとしての基礎の一部となり、今でも役立たせていただいています。
4年目の撮影を明日に控え、
また素敵な作品と出会えることに胸を弾ませながら記事を書かせていただきました。
そして今週の土日、
今年も「長野県障がい者文化芸術祭」が開催されます。
▼長野県障がい者文化芸術祭 詳細はこちら
https://nagano-bungeisai.jp/
長野県内の障がい者さんたちの500を超える作品が集まります。
絵画、手芸、工芸、書道、写真、文芸の作品がひとつのホールに並ぶ姿は圧巻です。
【会場】
長野県障がい者福祉センター「サンアップル」
〒381-0008 長野市下駒沢586
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
※ホームページへの作品掲載は11月ごろを予定しています