【企業のInstagramアカウント】清水建設さんの「現場図鑑」、知っていますか？

UPDATE：2023.10.27

CATEGORY: マーケティング

こんにちは＾＾
皆さんは企業のInstagramアカウントを何か一つでもフォローされていますでしょうか？？
スターバックスやナイキなど身近なサービスのアカウントだとフォローするかと思いますが、
ニッチな分野で生活に直接的に関わらないサービスを提供している企業アカウントだと
なかなかフォローされないのではないかと思います（私もそうです）。

そういったフォローのハードルが特に高い企業アカウントですが、
私が唯一フォローしているのが大手ゼネコン【清水建設の現場図鑑】というアカウントです。

清水建設の現場図鑑 Instagramアカウント

清水建設さんのような建設業界はBtoB企業で提供しているサービスが多岐に渡り
一般の生活者からはイメージがしづらいもの、といえます。

清水建設さんのInstagramではどういったコンテンツが投稿されているかというと・・
若年層に人気のフォトグラファーが撮影した建設現場の写真がアップされています。

アカウントを見たことがない方からすると・・
「建設現場って雑然としていてあまり興味が湧かない」「特にフォローするメリットがないのでは？」
と思われるかもしれません。

でも、見てください。

・・・エモい！！建設現場自体にはそんなに興味がなかったとしても、思わず見入ってしまいませんか？？

清水建設さんのアカウントに興味をそそられ、色々と調べていたところ
アカウントの運用目的は「若年層における建設業界への理解促進」、
ターゲットは学生を含む20代の若者だそう。

このアカウントを見て感じるのが「親しみやすさ」だと思います。
「建設業は男っぽい、体育会系のイメージ」「自分には関係ない業種」「考え方がちょっと古そう・・」
などなど、建設業界に対して直接的に触れる機会がなく、理解できていないがゆえに
少しネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。
そういった固定概念を払拭し、少しでも建設業界の仕事に興味をもってもらうために
清水建設さんのアカウントでは“建設について理解度の低い若者にも親しみやすさを感じてもらえるような投稿”を大切にされています。

個人的な見解ですが、具体的にどういったところに “親しみやすさ” を感じるかというと・・・

・なんといってもフィルムっぽい味のある写真がステキ。

もし仮に、写真の質感がパキッとした彩度の高いものであった場合は、恐らく”企業感”が出て親しみやすさは薄れると思います。
若年層のトレンドも踏まえてフィルムっぽいテイストを得意としたフォトグラファーを起用し、「映え」とはまた違った味のある写真がアカウントを彩っています。

・企業目線でなく、建設業界を知らないフォトグラファーの目線から切り取った風景を投稿している！

一つ一つの仕事を丁寧に進める職人さんや、現場のお昼休み、朝礼などなど
建設業界にこれまで馴染みのなかったフォトグラファーさんの目線から、建設現場での日常のワンシーンが切り取られています。
建設現場といえばなんとなく巨大な重機を使ってビルを建設している風景が思い描かれますが、
建設現場の日常ってなかなか見たことがないからとても新鮮で、親近感が湧き見入っちゃいます。

自身と直接的に関係のない企業だとなかなか興味を持つのが難しいですが、
“ターゲットに対してどう親しみやすさを感じてもらうか”をうまくアカウントに落とし込むことができれば
興味を持ってもらえるはず。
ぜひ清水建設さんの現場図鑑をチェックしてみてください＾＾

また来週！