UPDATE:2023.11.16
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【Webディレクターの戒め日記】テンプレート活用で思考を停止すること勿れ・・・
こんにちは!いつもブログの書き出し(導入文)に困っている市村です・・
粋な書き出しが思いつかず、結局いつも本題から入ってしまいます(笑)
今回も早速本題ですが、ディレクターの私が今日仕事で反省したことがあり、自分への今後の戒めとしてつらつらと書かせていただきます。
最近アプリコットデザインでは業務改善チームが、社内全体の業務効率化・生産性向上を目的に
あらゆる業務の仕組み化を進めてくださっており、大変助かっています。
その業務改善の一つが、
どんなに素敵なデザインを作り込んでも、レイアウトやコンテンツの配置、動線を整理していなければ
絶対に求める成果は出ません。
Webサイトの目的を達成するために、Web制作においてはなくてはならない過程がワイヤーフレームの作成です。
▼ワイヤーフレームのイメージ
これまではadobe XDで毎回新規作成をして1からワイヤーフレームを作成していたのですが、
フォントを整えたり、レイアウトを綺麗に調整したりなど地味に時間がかかっていたので
業務改善チームが複製して使えるワイヤーフレームの基本テンプレートを作ってくださいました!
実際にこのテンプレートを使うようになってからは、ワイヤーフレームの作成時間は1時間以上削減できています、感謝!
ですが、、、
テンプレートは便利な一方で、
まさに今日の私がそうだったのですが、テンプレートで効率化することばかりに意識が向いてしまい
テンプレートの内容を何も疑わずそのまま転用していたことに気づきました。。
例えば、
ランキングのコーナーは積極的にブログを更新するお客様向き。
今回のお客様は(諸事情で)ブログ更新頻度が低いので、ランキングコーナーを設けても表示できる記事が少なく機能しない可能性が高い。
また、ターゲットは記事のランキングよりも、最新ニュースや業種ごとの導入実績、サービスの活用事例の情報を求めているので、
「ランキング」コーナーは不要で、カテゴリーをわかりやすく整理してあげるのが最重要。
当たり前のことではあるのですが、最近はとにかく多くの案件を効率よくかつスケジュール通りに進行せねばという意識が先に走り
プロジェクトの目的やターゲット、求める成果などを蔑ろにしがちだったと反省。。。
テンプレートはあくまでも雑務(主目的とは直接関係のない細々としたタスク)を省くために有効なもの。
Web制作だけでなく、例えばSNS運用などにおいても、投稿画像のテンプレートやキャプションの定型文など
世の中には便利なテンプレートがたくさん転がっています。
便利なテンプレートにあやかって本来果たすべき目的を見失い、ただ効率化するだけでは良い成果は得られない。
テンプレートを活用してタスクを削減しながら、目的に向かってきちんと考える “余白” を生むことが大切ですね。
わたしへの戒め日記回でした(笑)
今日もお疲れ様でした!ではまた◎
お客様の業種やターゲットを考えると、IR情報や技術情報などのニュースは情報の優先度がかなり高いので、ページ上部に配置すべき
テンプレートのままの配置だと、ターゲットが欲しい情報にすぐ辿り着けず、離脱する可能性が高まる