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「ターゲットを決める」とは、“誰のために届けたいか”を決めること。

DATE . 2025.10.21

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士

「ターゲットを決める」とは、“誰のために届けたいか”を決めること。

どうも、中村です!

「ターゲット(ペルソナ)を決めましょう!」
マーケティングの話になると、必ず出てくるこのフレーズ。

でも、なぜそれがそんなに大事なのか?
意外と説明できる人は少ないんですよね。

今日はその理由を、ちょっと身近な例を使ってお話しします。

ターゲットが明確だと、「伝わる精度」が上がる

たとえば、あなたの目の前に30代前半の女性がいるとします。

その人から、
「予算5000円で、一番喜ばれるプレゼントを選んでください」
と言われたら、何を選びますか?

お花?ケーキ?少し高級な文房具?

なんとなく“30代女性が喜びそうなもの”を思い浮かべるけれど、
彼女の性格やライフスタイルが分からないと、
最適なプレゼントは選べませんよね。

じゃあ、もう少し情報を足してみましょう。

「その女性は、仕事が忙しくて毎日疲れている」

この一言だけで、選び方が変わります。
リラックスできる入浴剤、アロマキャンドル、マッサージクッション…。
ぐっと“刺さる提案”ができるようになります。

これ、マーケティングもまったく同じなんです。

「みんなに届けよう」とすると、誰にも刺さらない

ターゲットを決めずに、
「とにかく多くの人に見てもらいたい!」と考えると、
結果的に“誰の心にも届かないメッセージ”になります。

たとえば、20代・30代・40代、男性も女性も、学生も社会人も──
全員に向けて発信しようとすると、

  • 若者には「なんか古い」
  • 年配層には「軽すぎる」
  • 男性には「ピンとこない」
  • 女性には「ちょっと違う」

というように、誰にも刺さらない中途半端な内容になってしまうんです。

絞ることで、「まさに自分のことだ!」と感じてもらえる

逆に、たとえば「30代の働く女性」に絞った場合、
彼女たちがどんな毎日を過ごしていて、どんな悩みを持っているのかが見えてきます。

すると、発信の内容が具体的になり、
「これ、まさに私のことだ!」と感じてもらえる確率が一気に上がります。

たとえば、
「疲れているあなたへ。1日5分でリラックスできるバスアイテム。」
このコピーなら、ターゲットの心にピタッと届きますよね。

ターゲットを決めることは、“切り捨てる”ことではない

「ターゲットを決める=他の人を排除する」と思ってしまう人も多いですが、実はその逆。

ターゲットを明確にすればするほど、
その人に共感する周りの人まで巻き込むことができるんです。

たとえば、「30代女性向けのリラックスアイテム」を作ったとします。
でもそれを見た20代女性が「これ、未来の自分にも良さそう」と思ったり、
男性が「プレゼントにいいかも」と感じたりする。

つまり、狭く届けた方が、結果的に広く響くんです。

「誰に届けたいか」が決まれば、発信は楽になる

ターゲットを決めることは、
伝える相手を限定することではなく、
“伝わる可能性を高める”ための一番の近道です。

「この人に届けたい」と明確になれば、
言葉の選び方も、写真のトーンも、自然と決まってきます。

結果、届けたい人にピンポイントで刺さる。
これがブランディングにおけるターゲット設計の本当の意味です。

たくさんの人に届けたい気持ちは素晴らしい。
でも、まずは目の前の“たった一人”に届けるつもりで言葉を選んでみてください。
その積み重ねが、結果的に多くの人に届く一番の近道です。

それでは、また!

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