ターゲットを絞るとお客さんは減る?実は逆なんです。
DATE . 2025.11.19
Category : マーケティング

Creative Director
株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士
DATE . 2025.11.19
Category : マーケティング

Creative Director
株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士
どうも、中村です!
先日、ネイルサロンのスタッフからこんな質問を受けました。
「ターゲットを絞り込むと、お客さんが減っちゃうんじゃないですか?」
これ、ビジネスをしていると誰もが一度は考える悩みですよね。
特に「ものが売れない時代」と言われる今、
「せっかくのチャンスを狭めたくない」と思うのは当然のこと。
でも実は、ターゲットを絞ることはお客さんを減らすことではありません。
むしろ、売上やお客さんの質を高めるチャンスなんです。
まず、今の消費行動を見てみましょう。
最近の消費者は「安くてそこそこのもの」よりも、
「少し高くても、自分が本当に納得できるもの」を選ぶ傾向があります。
つまり、安さで選ぶ人と価値で選ぶ人に二極化しているんです。
たとえばコーヒーを思い浮かべてみてください。
コンビニなら100円で買えるのに、
サードウェーブ系のカフェでは一杯500円以上することもあります。
それでも後者を選ぶ人が多いのは、
「丁寧に淹れたおいしさ」「お店の雰囲気」「特別な時間」といった価値にお金を払っているから。
つまり、「高いから買わない」のではなく、
「その価格に納得できる価値がある」と感じているんです。
この「価値への共感」こそが、ターゲットを絞る意味なんです。
「できるだけ多くのお客さんに来てもらいたい」と思う気持ちは自然です。
でも、広く届けようとすればするほど、
メッセージは薄まり、「誰のためのサービスか」が見えなくなります。
結果として、印象に残らないサイト・チラシ・SNSになってしまうんです。
ターゲットを絞る最大のメリットは、
「誰に、どんな価値を届けたいのか」が明確になること。
たとえばネイルサロンなら、
「デザイン性が高く、長持ちするネイルを求める30代のキャリア女性」
といった具体的なターゲットを想定することで、
メッセージやサービスの方向性がブレなくなります。
その結果、共感してくれるお客さんが集まり、
リピート率が上がり、単価も自然に上がっていくのです。
さらに大切なのは、「良いお客さんに来てもらうこと」だけでなく、
「良いお客さんを育てていく」視点です。
最初はなんとなく興味を持ってくれた人でも、
あなたの想いやこだわりを発信し続けることで、
次第に「価値で選ぶお客さん」に変わっていきます。
ブログやSNS、イベントなどを通じて、
「安さではなく“自分たちの想い”を伝える」。
それが、お客さんの“理解と信頼”を育てる第一歩です。
ターゲットを絞ることは、
「数を減らす」ことではなく、
「自分たちの価値を本当に必要としてくれる人と出会う準備」なんです。
ターゲットを絞ることは、一見リスクに見えますが、
本当は“選ばれるための第一歩”です。
短期的な集客ではなく、
「自分たちの価値を共感してくれるお客さんと、長く関係を育てていく」ための戦略。
数を追うより、心を動かす。
広く届けるより、深く届く。
そんな発想を持つことで、
あなたのビジネスはもっと強く、もっとしなやかに育っていきます。
それでは、また!

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