AI時代のSEOは「検索されるのを待つ」から「先回りして届ける」へ
DATE . 2025.10.03

Creative Director
株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士
DATE . 2025.10.03
Creative Director
株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士
どうも、中村です!
これまでの記事で、SEOの仕組みや評価基準、検索意図の掘り下げ方についてお話ししてきました。第3回の今回は、「AIの時代にSEOはどう変わっていくのか」をテーマにします。
かつては「検索窓に入力 → Googleが結果を並べる → クリックして読む」という流れが当たり前でした。ですが今は…
AI検索(ChatGPTやGoogleのAI Overview)
質問すると要約や答えを直接返してくれる
SNS検索
InstagramやTikTokで「ランチ」「旅行スポット」を探す
音声検索
「近くのカフェ教えて」とスマホやスピーカーに話しかける
つまり「検索されるのを待つ」だけでは届かない時代に変わってきているんです。
これは仕事に置き換えると分かりやすいです。
新人の頃「言われたことだけやってます」という人よりも、「こういう方法もありますよ」と先回りして提案できる人の方が評価されますよね。
SEOも同じで、ただ検索されるのを待つページよりも、「ユーザーはこれを知りたいだろうな」と先回りして答えるページの方が評価されやすくなっています。
旅行に行くとき、友達から「明日何しようか?」と聞かれるよりも、「10時に集合して、まずカフェで朝ごはん。そのあと美術館に行って、ランチは近くのイタリアン。午後は自由行動」と“しおり”を作ってくれる人がいたら助かりますよね。
SEOでも同じで、検索ユーザーが「これとこれも知りたいはず」と一歩先を読んで記事を作ると、結果的にAIや検索エンジンから評価されやすくなります。
AIが返す情報は、どうしても「一般的なまとめ」になりがちです。だからこそ、SEOで強くなるのは 「自社ならではの視点」 を盛り込んだコンテンツです。
こうした独自情報は、AIにも真似できないオリジナルの価値になります。
「トマト 値段」を調べる人なら「安く買う方法」「保存のコツ」まで答えてあげる
「SEOとは?」の記事なら「実際に始めるときの手順」も入れる
「自社アンケート」「販売実績」など、ここでしか得られない情報を加える
AIやSNSで情報がすぐに手に入る時代。SEOは「検索されるのを待つ」だけでは足りません。
これからはユーザーがまだ言葉にしていないニーズまで想像して、先回りして答えるコンテンツを届けること。そして、自社ならではの経験や基準を発信することが唯一無二の強みになります。
次回は「SEOとブランディングの関係」について。SEOは単なる集客手段ではなく、会社の信頼やブランドを育てる活動とも直結しています。
それでは、また!