採用でナビサイト依存から抜け出すには?
DATE . 2025.09.21
Category : 採用マーケティング

Creative Director
株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士
DATE . 2025.09.21
Category : 採用マーケティング
Creative Director
株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士
どうも、中村です!
「採用活動がナビサイト頼みになっていて、なんとかしたい…」そんな声を最近よく聞くようになりました。
実はこの“依存構造”って、採用に限らずいろんな業界でも起きていることなんです。今日は、美容室やECサイトの例も交えながら、「ナビサイトとうまく付き合いながら、自社の採用力を高めていく方法」についてお話します。
まず最初に強くお伝えしたいのが、「ナビサイト=悪」ではないということ。
確かに、ナビサイトに頼りきりだと費用がかさみ、成果が見えづらくなることもあります。でも、ナビサイトの役割は「認知を広げること」。そこをちゃんと理解して活用すれば、強力なツールになります。
たとえば、美容室でよくあるのが「ホットペッパー依存」の話。
美容室の多くは、新規集客のためにホットペッパーに広告を出します。すると、ある程度の新規は取れるんですが、リピーターになってくれない。その結果、また広告費をかけて新規を取り続ける…という無限ループに陥ります。
でも、ここで大事なのは「ホットペッパーが悪い」んじゃなくて、“関係性を深める仕組み”が社内にないことなんです。
実際、リピーターがしっかり増えれば、「もうホットペッパーやめても大丈夫だね」っていう段階に自然と進めます。
つまり、
この流れをきちんと描けているかが大事なんです。
これは美容室だけの話ではなく、ECサイトでも同じことが言えます。
たとえば、自社ECを持ちながら楽天市場にも出店しているようなケース。楽天に出せばアクセスも売上もある程度見込める。でも、いざ楽天をやめようと思ったら売上が止まる。
これってなぜかというと、お客様が「どのお店で買っても一緒」と思っているからなんです。本来なら「このお店から買いたい」と思ってもらえる状態を作るべきなのに、それができていない。
ここまでの話を読んで、「あれ?採用も同じじゃない?」と気づいた方は鋭いです。
ナビサイトに求人を出せば、ある程度応募は来ます。でも「内定辞退が多い」「思っていた人材と違う」「すぐ辞めてしまう」といった課題に直面する企業も少なくありません。
なぜか?
それは、ナビサイトを“認知の場”としてしか使っていないからです。
ナビサイトは、いわば“採用の入口”です。そこから「なぜあなたの会社を選ぶのか?」に導く導線がなければ、他社に流れていってしまうのは当然です。
では、どうすれば良いのか。
答えはシンプルです。
自社の価値や想いを、自分たちの言葉で発信すること。
例えば、
こうした“自社発信”こそが、「共感で人が集まる会社」をつくる第一歩になります。
ナビサイトを否定するのではなく、うまく使って、卒業していくのが理想です。
まずは認知を取りにいく。でも、そこから「関係性を育てる」ための導線は自分たちで設計する。
採用も集客も「伝える努力」をしていないと、価格や条件だけで比べられてしまいます。でも、自分たちの想いや価値観を伝えていれば、「この会社に入りたい」「この人たちと働きたい」と感じてくれる人は必ず現れます。
じゃあ、何から始めればいいの?と思った方に、今日からできる具体的な行動を一つだけお伝えします。
それは、
採用条件や福利厚生ではなく、「なぜこの会社をやっているのか」「どんな人と働きたいのか」という想いを、自分の言葉で書いてみてください。
それだけでも、あなたの会社に共感してくれる人の目には、しっかり届くはずです。
それでは、また!