アプリコットデザイン

tel.0120-622835

営業時間/10:00〜18:00 定休日/土日祝日株式会社アプリコットデザイン

トップページ > ジャーナル > デザインの仕事はこれからどうなる?

デザインの仕事はこれからどうなる?

DATE . 2025.09.27

Category : 日々のお仕事

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

株式会社アプリコットデザイン 代表
ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング認定コンサルタント/WEBデザイン技能士/WEBマーケティング検定/ネットショップ実務士

デザインの仕事はこれからどうなる?

どうも、中村です!

最近「これからデザインの仕事ってどうなるんですか?」と聞かれることが増えてきました。10年以上デザイン会社をやってきて、僕自身もよく考えるテーマです。

結論から言うと、デザインを“つくる”という仕事の量は、これから確実に減っていくと思います。

仕事が減るのはなぜ?

理由はシンプルで、AIや便利なツールの進化です。たとえばCanvaを使えば、名刺やチラシを誰でもサッと作れるし、ノーコードのサービスを使えば、ホームページも専門知識なしで公開できます。

これまで「自分では作れないからお願いしたい」と依頼があった仕事が、少しずつ減ってきているのです。

仕事ってなんだろう?

ここで立ち止まって考えたいのが「仕事ってそもそもなんだろう?」ということ。

趣味と仕事の違いは、お金をいただけるかどうかです。そしてそのお金は、誰かの困りごとを解決したからこそ生まれる対価です。

駅前のコンビニは「急いで食事や飲み物を手に入れたい」という困りごとを解決しています。美容室は「髪が伸びすぎてまとまらない」という悩みを解決しています。つまり、すべての仕事は「困っている人を助けること」なんです。

デザインの困りごとは変わってきた

これまでのデザインの依頼を思い出すと、

「かっこいい名刺が欲しい」
「自慢できるホームページを持ちたい」
「素人っぽいロゴは恥ずかしい」

こうした悩みが多かったように思います。

でも今は、自分でもある程度つくれてしまう時代。だから、依頼の総量は減っていきます。これは避けられない流れだと思います。

じゃあ、デザイナーはどうする?

ここで大事なのは「じゃあ自分は何ができるのか?」という問いです。僕は悲観していません。むしろチャンスだと思っています。

なぜなら、デザインの本質は「見た目を整えること」ではなく「伝わらないものを伝わるようにすること」だからです。

お客様は「商品をもっと知ってもらいたい」「価値をちゃんと伝えたい」と悩んでいます。その奥には「売上を上げたい」「ファンを増やしたい」という想いがあるはずです。

そこに僕らの知識や経験が生きてきます。ロゴやホームページ、広告などを使って、「伝わらない」を「伝わる」に変える。そのプロセスこそが、これからデザイナーが必要とされる理由になります。

「つくる」から「解決する」へ

これからは「つくれるかどうか」ではなく、「困りごとをどう解決できるか」が問われます。

場合によっては、自分でデザインをつくらず、外部にお願いしてもいいんです。大事なのは、目の前のお客様の困りごとを見つけ、一緒に解決していく姿勢です。

デザインをつくるだけの時代は、少しずつ終わりに近づいているかもしれません。でも、「困りごとを解決する人」としての役割を意識すれば、デザイナーの価値はむしろ広がります。

これからも「どうすれば伝わるのか」を考えながら、お客様と一緒に歩んでいければと思っています。

それでは、また!

\こちらでも発信中!/

  • youtube
  • STAND FM
  • note
  • ピンタレスト

Other Journalその他のジャーナル

トップページ > ジャーナル > デザインの仕事はこれからどうなる?