UPDATE：2023.12.21
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2024年は量より質を高めていこう！
こんにちは、中村です！アプリコットデザインの創業当初は、
今では考えられないほど、低価格でサービスを提供していました。
具体的に言うと、現在のホームページ制作単価の平均は100万から150万円くらいとなっています。
（※もちろんサイトのボリュームやデザインによって変わってくるので、あくまでも平均の価格です。）
創業当初は今の10分の1の価格で請け負っていました。
安い価格で制作をしていたので、売り上げをつくりながら利益を出すためには、
とにかくたくさんのホームページを制作して納品しなければいけなく、とにかく必死に毎日制作していました。
当時はまだまだホームページを持っていない企業も多く、
仕事の量だけは安定して確保できていたのでまだ良かったのだと思います。
当然のことながら、年々ホームページを持っていない企業は減少していくので、
ホームページを作りたいという需要は減っていきました。
コロナ禍になり、オフラインでの営業ができない事態が続いたので、
多くの企業がデジタルにシフトをしていきました。
コロナ禍は僕たちホームページ制作会社にとってはある意味制作バブルとなり、
コロナ禍が終わった今では、ホームページを作りたいという需要は地につくほど下がったと肌で感じています。
もしあの当時のまま、安く大量にホームページを作るお仕事を継続していたらと思うと怖くなります。
どの業界でも、需要が高いうちは薄利多売は成り立つのですが、
需要が減少傾向になると多売ができず薄利すら得ることが難しくなります。
そうなると事業を継続することが難しくなってしまいます。
とにかく数だけを追い求めるのは考えものだなぁと思ってて、
もちろん数も会社が成長するためには必要なのですが、
それよりも「質」を高める方にリソースを割いた方が長期的に見てリスクが少ないのではないかなと思います。
夢の国で知られるディズニーランドは、
コロナ禍になり売り上げを大きく落としたそうです。
2021年の決算では大きな赤字に転落してしまいました。
しかし、翌年には80億円の黒字で回復したそうです。
当然、人件費等のコスト削減をしたことも影響していると思うのですが、
注目すべきは来園客一人当たりの客単価が上がったことです
来園客数自体は減っているにもかかわらず、
客単価が上がったことにより利益が生まれたということです。
もう一つ、面白い統計があります。
観光庁の日本人1人当たりの旅行・観光における消費実態を調査した
「旅行・観光消費動向調査」によると、
コロナ禍後、旅行頻度は減少しているが旅行単価は上がっているそうです。
これらのことから、世の中の大きな変化として、
量よりも質を求めるような傾向が高まっているのではないでしょうか。
激動の現代において生き残るためのキーワードは「質」であると考えています。
我々企業側においても「質」ときちんと向き合っていく必要があり、
「商品やサービスの質」を高めながら顧客単価を上げ、LTV（顧客生涯価値）を高めていく必要があります。
また同時にブランド力を高め、綿密なマーケティング戦略を練り上げ、「顧客の質」を高めていく必要もあります。
これからますます若者の数が減っていく中で、
市場のパイは確実に減っていく前提でビジネスを組みたてる必要があり、
その中においては「量」よりも「質」にこだわった方が良いのだと思います。
もちろん、量がなければ会社は成長していかないので、
ビジネスの質を高めながら、状況に応じて量をコントロールできるような仕組みづくりが大事ですよね！
