UPDATE:2023.9.26
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自由に働きたいと言っている時点で…
こんにちは、中村です!
今日は「自由に働きたいと言っている時点で…」という
意味深なテーマでお話をしたいと思います。
働き方が多様化して、フリーランスに転向する方も増えているような気がします。
現にとある統計によると、2018年から2021年にかけて
フリーランスの人口は500万人以上増加して1,670万人になったそうです。
副業を推進する動きや、さまざまな支援体制、
そして多様な働き方に対して世の中が寛容になっているのも、増加している要因ではないでしょうか。
アプリコットデザインにも、毎日のようにフリーランスの方から
「協業しませんか?」「何かお手伝いできることありませんか?」といった
お問合せをいただいております。
起業が趣味で有名な僕は、フリーランスになることは大賛成で、
もっともっとフリーランスが増えればいいなと思っています。
ただフリーランスになる!と決断する前に、
注意していただきたいなぁという点があるので、そのお話です。
結論からお伝えすると、
「フリーランスになる目的」が「自由に働きたいから」
という理由オンリーだと危険です!ということです。
かくいう僕も、会社勤め(組織)が苦手で、
もっと自由に働きたいと思っていたクチです(笑)
フリーランスに関わらず、ビジネスというものは、
価値を提供した代わりに報酬をいただく等価交換が大原則です。
価値提供するためには、提供する相手の立場に立って物事を考える必要があります。
相手が困っていることや不安、不満、不便に思っていることはなんだろうといった具合に。
ところが、思考の流れが
自由に働きたい
↓
安定した収入を得たい
↓
そのためにはどうしたらよいか?
となってしまうと、自分中心で物事を考えてしまい、
相手の立場に立って物事を考えることができなくなってしまいます。
何度も言いますが、お金は価値を提供したその先に得られるものです。
自分がどう稼ぐかという「報酬先行型」ではなく、相手のニーズを想像し、
自分の力がどんな役に立てるのかを考えることから始めてみていただければなと思います。
自由に働きたいは独立するのに十分な動機ではあると思います。
でも、案外に自由は不自由の中にあるのかもしれません。
現在のお勤めの会社(不自由の中)で十分な価値提供ができなければ、
独立(自由の中)したところで価値提供できない可能性も十分あります。
自由に働きたいという想いを一旦おいておいて、
自分はどんな価値を提供できるのかについて冷静に自己分析してみるのもおすすめです。