UPDATE:2017.3.6
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遊びの多い日本語。
30代女性の厄年をご存知でしょうか?32歳、33歳、34歳、36歳、37歳、38歳(数え年)
前厄、本厄、後厄を合わせると、6年間も厄年なんです!!
ナンテコッタ…。
厄年なんて気にしなければいい話。
そうは言っても多少気になりますよね…。
「そもそも厄年ってなんなんだ!」と改めて考えても、イマイチよく知らないんですよね。
イメージとしては悪いことばかり起こる年ですが、さすがに6年も続きませんよね。
厄年にもいろいろあるようで、「悪いことが起こる」というよりは、「体に不調が出やすい年」という考え方もあるそうです。
なるほど、なるほど…。
他には、「役に立つ年」=役年なんてのもありました。
ちょうど社会的にも家庭的にも役割が増える年齢ですからね。
「厄」ではなく「役」 とてもステキな考え方です。
「厄年だー!」と思うとガッカリしますが「役年か!」と思えばやる気が出ます。
漢字がたった一つ違うだけでこの変化。
日本語ってすごいですね。
ひらがな、カタカナ、漢字を駆使する日本語。
どの言葉をどの文字で表現するかで、受け取り方が変わります。
このブログの冒頭部分でも、「ナンテコッタ…。」という言葉をカタカナで書きました。
「なんてこった…。」と、ひらがなにしてもよかったのですが、カタカナの方が、ぽかーーんとして困っている雰囲気になるかなぁ、と思ってカタカナを選びました。
そんなニュアンス伝わりません!と言われてしまえばそれまでなんですけどね。。。
日本語は”遊び”が多い言語だと思います。
ゆとりがあって、伝え方の許容範囲がとても広い言語です。
そのせいで曖昧だったり、ニュアンスが微妙過ぎて思い通りに伝わらなかったりと、ちょっとした弊害はありますが、おもしろい言語だと思います。
いつも何気なく使っている言葉や文字をちょっとだけ意識して選んでみると、いつもと違った効果があるかもしれませんね。