UPDATE:2023.11.13
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「音」でも感じる、多彩な日本語
今年もそろそろ終わりが見えてきました。年末が近づくと、どうしても忙しなくなりますね。
年が変わると、気持ちが変わります。
わたしはすでに通り過ぎてしまいましたが、
30代のころ、女性の厄年の多さに
毎年驚愕した覚えがあります。
32歳、33歳、34歳、36歳、37歳、38歳(数え年)
前厄、本厄、後厄を合わせると、なんと厄年が6年間も。
ナンテコッタ…。
厄年なんて気にしなければいい話ですが、
さすがに少々気になります。
厄年について詳しく知らなくても、
悪いことが起こりがちな年、というイメージがあります。
しかし、厄年にもいろいろ解釈があるようで、
「悪いことが起こる」というよりは、
「体に不調が出やすい年」という面もあるそうです。
なるほど、なるほど…。
他にも、
30代といえば、社会的にも家庭的にも
役割が増える年齢ですからね。
この「厄」ではなく「役」ととらえる考え方。
とてもステキだと思います。
日本語は漢字で意味を示すだけでなく、
音でも伝える豊かな言語です。
「厄年」と思うとガッカリしますが
「役年」と思えばやる気も出まね。
ひらがな、カタカナ、漢字を駆使する日本語。
どの言葉をどの文字で表現するかで、受け取り方が変わります。
このブログの冒頭部分でも、
「ナンテコッタ」をカタカナで書きました。
「なんてこった」と、ひらがなにしてもよかったのですが、
カタカナの方が、ぽかーーん( ゚д゚)と
困り果てた雰囲気が出るかなと思い
カタカタを選びました。
日本語は、とてもゆとりのある言語です。
おかげで、表現の許容範囲がとても広い。
でもときどき、広すぎる意味のせいで曖昧になったり、
攻撃力が増したり、思い通りに伝わらなかったりと、
難しい面も多々あります。
それでもやっぱり、豊かで懐の広い言語だと思います。
言葉だけでは、伝わらない想いも多々ありますが、
いつでも伝えたい気持ちに一番近い表現を選びたいですね。
どの言葉でどう表現するかは、
プレゼントを選ぶときと同じように、
相手を想うわくわくタイムです。
いつも何気なく使っている言葉や文字を
ちょっとだけ意識して選んでみる。
すると、いつもと違った効果があるかもしれません◎