UPDATE:2023.8.23
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「思っていたデザインとなんか違う」を解消するための伝え方
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前回は「制作会社から思っていたものと違うデザインが上がってくる原因」についてお話ししました。
「思っていたデザインとなんか違う」が起こってしまう原因
デザインイメージは人によってそれぞれで非常に抽象的だからこそ
依頼者と制作側のコミュニケーションによって出来が左右されてしまいます。
今回はデザインのイメージを制作会社へ伝えるためのちょっとしたポイントについてお話しします^^
POINT 1: 最低限「目的・ターゲット・用途」は明確に!
とってもしつこいですが、デザイナーはお客様からの「目的・ターゲット・用途」に沿って伝えたい情報やイメージを、一番伝わりやすい形で設計します。
デザイナーがデザインをする上でも、
お客様がデザインの良し悪しを判断する上でも
最も重要な指針となりますので、目的・ターゲット・用途だけは最低限明確に伝えましょう。
↓「目的・ターゲット・用途」の重要性はこちらのブログをご参考ください^^
「デザインの良し悪しがわからない」から少し脱却する方法
POINT 2: 理想だけでなく、「NG(制約)」も事前に伝えておく
制作会社に依頼する際に「理想のイメージ」のみを伝えがちですが、事前に
「(明確な理由がわからないが)なんとなくこれはいやだ」という状態でも構いません。
ディレクターが「なぜNGなのか、好まないのか」をヒアリングし、
NGな要素の言語化に努めますので、ご安心ください◎
POINT 3: 参考にしたいデザインのビジュアル例を複数用意する
これが一番確実です!またまた美容室の話ですが、美容師さんに希望の髪型を伝える時に
A or Bのどちらが理想のイメージに近づくでしょうか・・?
B. 「(画像を複数枚見せて)こんなベリーショートにしたいです!」
ロゴやチラシなどのグラフィックであればPinterest(ピンタレスト)、
Webデザインであれば MUUUUU.ORG などデザイン参考サイトはたくさんあるので
理想のイメージと思うものを複数ピックアップしていただけると、
デザインイメージやテイストのズレを防ぐことができます◎
POINT 4: 社内・チーム内で希望しているデザインイメージの共通認識をもつ
時々あるのが、窓口ご担当者と社内で決裁権をもつ方においてデザインイメージの齟齬があるケース。制作会社と依頼者側でデザインイメージの共通認識をもつことも大切ですが
複数人のプロジェクトの場合、依頼前にまずは社内で「求めるデザインはどのようなものか」を
できるだけ明確にすりあわせておくこともポイントです。
社内でデザインの理想のイメージにズレがあると、決裁者のNGで白紙に・・
ということも起こりかねません、、
POINT1〜4をきちんと用意するのは時間と労力がかかり大変かと思います。
ただ、事前に上記の内容をご準備いただくことで
ちなみにアプリコットデザインでは上記のポイントも踏まえたヒアリングシートを用意しており、
初回のお打ち合わせ前にできるだけお客様にご回答をお願いしています。
「思っていたデザインと全然違うものが上がってきた、、」なんてことが起こらないよう、
ヒアリングシートを見ながら「お客様が求めるもの」をしっかりと汲み取っていきますので
安心してご依頼ください◎
ではまた!!
・大人向けのサービスなので親しみやすさはあっても「子供っぽさ」は避けたい(これは具体的なイメージ画像と合わせて伝えるのが尚よし)
・競合と類似してしまうので、「家」のモチーフは入れないでほしい