誰でも絵が描ける時代。

UPDATE：2023.4.18

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今なにかと「AI」がなんとかしてくれる時代になりましたね。
人工知能を持ったお掃除ロボット、自動車の自動運転、翻訳、SiriやAlexaなどのバーチャルアシスタントなどなど…。日常的に身近な存在です。私がAIという言葉を初めて聞いたのは2001年に公開されたスピルバーグ監督のA.Iという映画がきっかけでしたが、当時はそのA.Iの意味がよくわかっていませんでした。笑
（ちなみにこの映画はめっちゃ簡潔にいうと人工知能を持った子ども型ロボットが愛情を探し求め彷徨う映画です）

さて、最近ちょっと話題になっていたのが、人工知能は絵も描けるという話題です。
人工知能によって暮らしが便利になる分、今まで人間がやっている仕事も人工知能により脅かされ、将来的にはなくなってしまう職業があるんじゃないか…なんて言われているのは皆さんご存知かと思います。
デザイナーの仕事は人工知能にはまだできないだろう…なんて思っていましたが、いまやデザインも当たり前のように人工知能がやってしまうみたいです。

それと同じ様に、人工知能は絵も書いてしまう時代となっていたようです。
人工知能が絵を描くプロセスはAIがインターネット上に存在する大量の情報を分析し、特徴などを自ら探し出して絵に落とし込み画像を生成するというものだそうです。
そのような機能を持つアプリやサイトで実際にAIに絵を描いてもらいました。
今回使ったのはお絵かきばりぐっとくん。こちら前から文字起こしばりぐっとくんを愛用しておりましたがそのイラスト生成バージョンがあったとは…。
使い方は簡単で、コメント欄に描いて欲しい絵のお題を入れるだけで勝手に画像を生成してくれるというものです。
まずは試しに私の好きな「BTS」を描いてもらいました。

わかるんだけど…なんかきもい（不気味の谷）
ですが特徴は掴んでいるみたいです。

次は「お酒を飲むイケメン」というお題を出してみました。

たしかにお酒を飲んでるのはわかるけどやっぱちょっと不気味だな…。
でもこちらも特徴は捉えているので「これなんの絵でしょう？」って聞いたとしてもなんの絵のかわかりますよね。

最後に、私が応援している某バレーボールチーム。

これはさすがに謎。笑
でも人がたくさんいるので「チーム感」は出ている様に見えます。（ユニフォームの色だけ当ててたらすごかったんだけど）

と、いうようにまだまだ限界があるものの、しっかりと特徴を捉えた絵を生成できるみたいです。
また、写真をもとに絵を描く方がよりクオリティの高いものができるみたいです。

こんな感じで。たぶんいろんなイラストレーターの絵の特徴を捉えて写真を絵に変換しているんでしょうけど私が描くよりたぶんうめえ…。しかもかわいい！ただよくみると手の形などの複雑なものについてはちょっと弱いのかなーと感じました。
これだけクオリティの高い絵を生成できる人工知能なので、後々絵を描く仕事だってなくなるのでは？？なんて感じてしまいますが、実際のところ、それはないのかなと言われています。

人工知能のやっていることは言わば「すでにある情報の特徴を集めたまねっこ」です。
感情や細かい表情の表現など、心が現れる表現についてはやはり人間にしかできないようです。やはり人工知能には「心」の表現は難しいみたいですね。
絵に限らず、他のお仕事でも心を持った人間にしかできない仕事というのはたくさんあります。人工知能が活躍する中でそれと差別化するのはそういう部分なんだろうなと改めて感じました。

話は冒頭に戻りますが、冒頭で紹介したA.Iという映画は人工知能が人間の心を手に入れてしまうという映画です。心というか、それもやはりプログラムなんですが…。すごく大好きな映画なのでおすすめです。