UPDATE:2024.5.30
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印刷で使う特別な色「特色」が好き!
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わたしは、「特色」と呼ばれるインクを使う「特色印刷」が大好きです。
「特色印刷」とは、特別に調合したインクを使う印刷方法です。
そのため、通常のフルカラー印刷、CMYKの4色を掛け合わせる印刷とは
ひと味違う仕上がりになります。
CMYKについては、先日のわかさまブログをぜひご覧ください^^
今さら学ぶ 『CMYK』とは何か。
いろんな良さを持つ特色印刷ですが、
あえて3つだけ、良さをピックアップしてみました◎
1.鮮やかで美しい発色
CMYKを使ったフルカラー印刷では表現しにくい、蛍光色やメタリックカラーなどを鮮やかに表現できます。
また、印刷の都度CMYKを混ぜて色を作るわけではないため、
色の再現度が高く、機械や人による差が出にくいです。
▼本の装丁にも、特色が使われていたりします。
![](https://apricot-design.com/wp2023/wp-content/uploads/2024/05/IMG_2370.jpg)
2.文字や線がくっきり
フルカラー印刷では、網点と呼ばれる小さな点で色を表現します。そのため、小さな文字や細い線などがぼやけがち。
でも、特色印刷は1色ずつ印刷するので、仕上がりがよりシャープになります◎
3.コスト削減
特色のみを使った場合など、使用するインクの数が少ないとフルカラー印刷よりもコストが安くなる場合があります。(CMYKの場合は4色印刷)
・・・とはいえ、それはひと昔前のお話かもしれません。
最近では、色数による印刷費用の差はあまりなくなってきたように思います^^;
特色印刷は、CMYKを使ったフルカラー印刷では
表現できない魅力をたくさん持っています。
印刷物のデザインや目的に合わせて、
特色印刷を取り入れるのはいかがでしょうか◎