UPDATE:2024.2.2
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ペルソナは設定したあとが大事!
マーケティング戦略を練る際、「ターゲットを決めよう」「ペルソナを設定しよう」といった話になると思います。
もちろん私たちが提供しているブランディングサービスも
強みやニーズの特定を行った後、ペルソナを設計します。
その際、毎度お客様にお伝えしていることが、
今日のタイトルにもある「ペルソナは設定した後が大事。」ということです。
・・・
まずペルソナとはなんぞやというところなんですが、
ペルソナとは、一言でいうと「特定のグループや人々を代表する架空の人物」のことです。
ペルソナと似た言葉に「ターゲット」があります。
ペルソナとターゲットの違いは、ペルソナが「架空の人物像」を指すのに対して、
ターゲットは「実在する属性の集団(例えば都内在住の30代男性という属性のくくり)」のことを指しています。
つまり、ペルソナはそのグループや人々(ターゲット)の共通点や特徴を具体的に表現するために使われ、
他の30代男性の興味や関心、好きなものなどを代表する存在として考えられます。
(お客様には、自社が狙うべき潜在的ニーズが最も顕在化している人物像とお伝えすることもあります)
・・・
そしてここからが本題です!
ペルソナの考え方として最も注意したい点は、
「ペルソナはあくまでも”仮説”である」ということです。
つまり、一度ペルソナを設定して「この人こそが信じられる存在だ!」もしくは、
「ペルソナは決して変えてはならない!」などは、それは誤った解釈だと思います。
これまでいただいたお客様からの声であったり、
ターゲットに対するヒアリングを何度か行った上であくまでも仮説として設定し、
そこからあらゆる施策を通してバイネームレベルまで引き上げていく。
設定してはいOK!ではないんですよね。
過去に設定したペルソナがある場合は、
まずは検証できているのかを確認してみましょう。
⚫︎ペルソナが存在するコミュニティの中の人に今抱えている課題や悩み事をヒアリングしてみる。
⚫︎同じく、ライフスタイルやワークスタイルも観察してみる。
⚫︎あらゆる仮説のもと、いくつか切り口を設け、発信してみる。
⚫︎あらゆる施策から得られた反応をもとにペルソナをブラッシュアップする。
⚫︎施策の微調整を行う。(より施策を尖らせてみるなど)
など…
やるべきことはたくさんあります。
このようなPDCAをまわすたび新しい発見があり、
理解が深まり、バイネームレベルまで解像度が高くなっていきます。
知った気になっている状態が最も危険。
結局密なコミュニケーションなしでは理想的な顧客とは巡り会えないですし、良い関係も構築できません。
100%理解できたという状態は幻想なので、常に知る努力を。
私たちも継続していきたいと思います。
それではまた!