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【東日本大震災から12年】変わったこと、変わらないこと。
UPDATE : 2023.03.06
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Aruga
福島県の広告会社で
グラフィックデザイナーとして働いていたわたしは、
震災当日も、社屋の4階で仕事をしていました。
同僚たちが笑って話して仕事をしている。
まったくいつも通りの平凡すぎる午後。
あのまま何事もなく時間が流れていたら、
15時にラジオ体操が始まって、
たまには体操するかあ、と思いながら
わたしは席を立っていたかもしれません。
でも、いつも通りの15時はやってきませんでした。
14時46分に、地震が来たからです。
重いはずの机があちこちへ滑り、
本棚は倒れ、地面は片時も止まってはくれず、
窓や壁が激しく音を立てる中、
悲鳴すら上げられませんでした。
立っていることはできず、
かといって座っていることもできず
膝立ちのまま、隣の席の同僚と抱き合って
揺れが収まるのをただ茫然と待ちました。
年に一度の避難訓練と
換気のときしか開かない非常口を開けた時、
もう3月なのに外は吹雪で、
「うわあ、雪だあー・・・」と、
あたり前すぎる感想を持ちました。
時間は確認していませんが、
それが多分、15時ごろのことです。
月日は流れ、わたしがアプリコットデザインに入社して、
まもなく7回目の3月11日がやってきます。
毎年3月になると、東日本大震災のブログをUPして
当時を思い出すようにしています。
通り過ぎた時間を振り返ると、あっという間に感じますが、
過去がまだ今だったころは、早いなんて少しも感じないから不思議です。
あの日から、災害は
「いつか来るかもしれないもの」ではなく、
「いつでもどこでも必ず来るもの」だと思うようになりました。
それでもやっぱり、毎日平和で穏やかなので、
備えを怠ることも多々ありますが、
「ローリングストック」と「ガソリン残量多め」は、
すっかり身につきました。
震災からずいぶん時間が経ちましたが、
わたしは、あの時一緒にいた人たちのことを
今でも大切に思っています。
きっとこれからも変わらず想い続けます。
みんなが今日も、
元気でシアワセだとうれしいです。
週の始まり月曜日。
いつも通りに始まった日に感謝して
今日も1日、たのしく過ごしたいと思います。