UPDATE:2017.2.28
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こだわりの売り場づくり。
先日おひな様を飾りました!でも、おひな様って子どもの成長を願うものだったような気が…。
いい大人になってしまったらどうしたらいいんでしょう!?
と、なんとなく困っているアルガです。
さて…。
長野県に戻ってくる前、わたしはチェーン店のスーパーさんとお仕事をする機会が多くありました。
毎日の売り出しチラシや店内POPなどなど、いろんなものを作りました。
そのスーパーさんとのお仕事で印象的だったこと。
それは「季節行事」へのこだわりです。
これからの季節で言えば、ひな祭り、卒業・入学・新生活、こどもの日、ゴールデンウィークなどなどたくさんありますね。
そしてこの「季節行事」へのこだわりは、チラシの紙面はもちろん、売り場づくりにも現れていました。
例えば、POPを提案したとき。
「遊園地みたいにして!」とオーダーいただき、さすがにびっくりしました。
よくよくお話を聞くと、”スーパーだけどスーパー以上のワクワク感があるお店にしたい”というオーダーでした。
売り場づくりの基本は、”商品が売れるように”すること。
そのために棚の高さや幅を変えたり、陳列場所を決めたり、POPをつけたりします。
でも、このスーパーさんはそこを飛び越えてお客様に「ワクワク感」をプレゼントしたい!と意気込んでおられました。
その心意気、とてもステキだと思います。
生活に密着しまくりのスーパーですから、もともと「ワクワク感」なんて期待して来店する人はいません。
だからこそ「ワクワク感」を演出して特別なお店だと感じてもらいながら、季節行事を楽しんでもらう。
そんな戦略…、というかお客様への熱い想いを形にした売り場づくりには、感心しっぱなしでした。
そして熱いこだわりのおかげか、そのスーパーさんは地域で一番人気のお店でした♪
最終的に先ほどのPOPは、賑やかなイラストを使ったカラフルなものになり、形もイラストに合わせて切り抜いたりして、飛び出す絵本的なものに仕上がりました。
そして、仕上がったPOPとともに、主役の商品たちが、これまた賑やかにモリッと陳列されて売り場が完成!
遊園地…、とまではいきませんが、「ワクワク感」の演出には一役買えたようです。
売り場には、お店ごとのこだわりがでます。
POPがたくさんのお店もあれば、商品の陳列だけで魅せるお店もあります。
それぞれのこだわりは、ちゃんとお客様に伝わります。
人気店のヒミツはそんなこだわりの売り場づくりにあるのかもしれませんね。