UPDATE:2023.7.18
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文章作成で気をつけたいたった1つのこと【デザイン会社のライター編】
「ライターとは、日本語を日本語に翻訳する仕事」
と、ライター/コラムニストの佐藤友美さんが著書「書く仕事がしたい」(CCCメディアハウス)の中で仰っていました。
デザイン会社に在籍し、デザインとライティングをする私は、
どんなライターとしてアプリコットデザインに存在したらいいのかな?と考えながら
佐藤さんの本を読んでいたので、この一文にハッ!としました。
ライターとして私がたすざわるお仕事は
今のところ、主にこの2つです。
①お客様からいただいた原稿を整えること
②お客様のブランド価値を表現する言葉を創ること
どちらのお仕事も確かに、
「日本語を日本語に翻訳する仕事」といえます。
ここで私は、気付きました。
どんなライターになろうか悩みながらも、
「絶対にこうあるべきだ!」と決めているルールがあることに。
私が決めているルールは、たった1つだけ。
誰かの想いや歴史を言語化することは、
特定の型に押し込めることです。
記憶や心にある出来事や想いは、
言葉に変換しなくては、他人に伝えることはできないけれど、
言葉に変換した瞬間に、別の何かに変わってしまいます。
だから私は、この言葉が本当に合っているのか、
多くの人に伝わるか、誤解されないか、
お客様の想い通りか、あれやこれやと、考えます。
日本語は、その存在自体が美しく多彩で、
辞書を開くたびに「へえ!」と驚くばかりです。
でも、私の仕事は、その美しさを表現するものではありません。
私がライティングを担当したお仕事は、
私の作品ではなく、お客様の骨格となる重要な要素です。
だからこそ、芸術的な詩や魅力的な音を重視しないよう心がけています。
とはいえ。
これぞ!というモノがなかなか創れないことも多々あります^^;
そんなときは、誰かに相談しつつ、他の人のお仕事を観察しつつ、
これからも「どんなライターになるか?」を考えながら、
自分で決めたルールを守れるライターでいたいと思います。
最近、ディレクターのくぅちゃんが、
ディレクターと兼務しながらライターのお仕事も担当するということで、
くぅちゃんのお仕事からも学びながら、これぞ!というモノをお届けできるよう精進します。
(アプリコットデザインでは、ハイパー総務ゆかさんもライターを担当しています^^)
▼アプリコットデザイン「メディア編集部」のくぅちゃん
Koyama Miku
お客さんの輪郭が際立つ言葉を選ぶこと。