UPDATE:2020.12.4
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土地を知るは味を知る
みなさまこんにちは!松本ブランチのハチです!
先日よりお知らせさせている通り、
大町の酒蔵さんの公開が間近にせまってまいりました。
⇒大町の酒蔵さんへ撮影へ
⇒今までのお金の使い方が報われる(…時がくるかも?!)
ということで昨日は公開まえの最終打ち合わせと
ワードプレスの操作説明をかねて訪問させて頂きました(^^)
いつもはデザイナーのななさんと
にこいち(←死語?笑)でお伺いしているのですが、
昨日は一人で行ってきました(^^)
私は車がないので、
電車でコトンコトン揺られながら…!
会社がある島内駅から信濃大町駅は
大糸線でいきます。
大糸線は北アルプスがずーーと見れるので
人気路線のようです。
鹿島槍から立山方面にかけては真っ白。
空気が澄む冬、すっきりとクリアな青空に
雪をかぶった山が本当に美しい。
下から見る北アルプスの一番好きな季節の到来です。
さて…そんなことを考えながら至福の電車時間を過ごしていると
あっとゆうまに信濃大町駅に到着です。
ちょうどお昼時についたのでこちらで腹ごしらえ。
信濃大町駅改札を出てすぐ右にまがったらある駅そば。
以前、薄井商店さまへ訪問した際に駅そばがおいしいと
情報を得ていたので楽しみにむかいました。
今回頼んだのは、「特上そばかき揚げ山菜のせ」。
………駅そばのクオリティ通り越してうますぎる…!!!!!!
特上は生めんからゆでて3分ほど待つのですが、
かんだ時の弾力がいい…!!!!
リピート決定です!!!!!
腹ごしらえをすませて薄井商店様へむかいます。
信濃大町駅から10分ほどのところにあるということで
大町の街並みを感じながら向かいました。
女清水と男清水の看板!
実は、薄井商店様のホームページ制作に携わらせていただいて
はじめて知ったのですが、
大町市は浄水場がなく、水道水に山からの湧き水が
最低限の処理だけ行われて人々へ届けられるそう。
その水道水は4水系に分かれていて、
『女清水』や『男清水』などと呼ばれる湧き水が蛇口をひねれば流れてくるそうです。
詳しくは↓
●水と人しなのおおまちの宝 | 信濃大町ブランド公式サイト https://shinano-omachi-brand.jp/
●大町のうまい水「男清水女清水」の物語 city.omachi.nagano.jp/00001000/00001100/00001110/00001132.html
大町の人の暮らしにとって「男清水女清水」と
呼ばれる湧き水は切っても切り離せないものなのです。
そして、日本酒にとっても『水』はそのお酒の味
すなわち酒蔵の味を左右するものです。
日本酒は基本的に「米」と「水」の原材料で出来ています。
水はミネラルの含有量で硬水軟水と別れますが、
硬水と呼ばれる「男水」、代表的なエリアで言えば灘(兵庫)のお酒は
なんとなく辛口でキレるイメージです。
軟水は「女水」と呼ばれます。 女水に名前の通りやさしく旨味感を感じるお酒のイメージ。
よく、「灘の男酒、伏見の女酒」と
評される通り、伏見(京都)はそんなイメージらしいです。
私は実はあまり、伏見のお酒を飲んだことがないのですが、
広島のお酒が実は好きで、広島の地域の特性上軟水を使用して
個性あふれる味を醸しだすことが上手なようです。
ちなみに広島には有名杜氏も輩出している酒類総合研究所がありますね(^^)
このままいくと多分めちゃ長いブログになってしまうので
この話はこの辺りに…笑
今は醸造技術が発達しているらしく
硬水軟水に限らず、辛口旨味など
求める味の再現をしやすくなったみたいなのですが
やっぱりその土地の『水』を知るということは
その蔵の味を考えながら堪能できるということなのではないかな~って思いますね。
また、その土地の気温、暮らし、人の気質などの
風土によってもお酒の味って変わってくる気がします。
私が日本酒がすきな理由はそこなんです。
「シンプルだけど背景が深い」
原材料はシンプル、
でも味の奥を紐解いていくと、
様々なことが見えてくるんです。
多分それすなわち、『ロマン』って
やつなのではないかと思うんですが…(^^)!笑
そのロマンを感じながら飲む酒って
普通に飲むより何倍もおいしいような気がします。
だからでしょうか。
旅先の居酒屋で呑む日本酒がうまいのは。
そんなこんなで大町の土地を感じながら 薄井商店様のお打合せへむかいました(^^)
ホームページの制作でいろいろな話を聞いているので
いつも飲むときはその聞いたお話を思い出しながら飲むのですが、
大町の町を歩いたことで、その日のお酒はもっと美味しく感じました!
皆様もぜひお酒を飲む際は
その土地の事を考えながらぜひ楽しんでみてください(^^)!