UPDATE:2022.4.22
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ユーザーに徹した1年間だと思えば産休もブランクではない。
“産休”という言葉がアプリコットデザインの中でも普通に飛び交うようになってきて
初代産休取得者である、自称、産休大臣の私としては
なんだか心が温かくなる思いです。
それもこれも周りの皆様のご協力があってこそ。
本当に本当にありがとうございます。
さやさん、産休いってらっしゃ〜い!
産休のご挨拶
産休・育休を取得して、長い間育児に没頭していると
「世間から取り残されている気持ち」とか「仕事から離れる焦り」などを
感じるとよく聞きますが
(もちろん私も感じましたけど。)
でも、先日2回目の産休から復帰させて頂いてお仕事をしていたら
それを払拭する考えにたどり着きました。
アプリコットデザインがweb制作会社であるがゆえ
会社を休んでいる間も毎日たくさんの参考資料に触れることができたからです。
ネットショッピングに、子育てお悩み相談、尊敬するママブログ、子どもの病院予約…
ネットを見ない日はありませんでした。
日々たくさんのwebサイトを純粋なユーザーとなって見てきたことは
たくさんの発見を私にもたらしてくれました。
以前、高級プリンのお店で働く知人が
「もうプリンは食べたくない」と言っていました。
(試食や残ったものなどをさんざん食べてきたので。)
バケツいっぱいのプリンを食べるのが夢な私としては
なんとも羨ましい話なのですが
それと同じ(?)で
ずっと作り続けていると、
作ることには長けていっても 純粋なユーザーになることが出来なくなること ってありませんか?
答えを知ってしまった迷路のように
“迷うことを楽しむこと”ができなくなり
最短でゴールに行くことしかできなくなってしまうのです。
迷うからこその『迷路』だし
ゴールにたどり着けない人の気持ちも分からない。
そもそもゴールに行くことが目的ではない人だってきっといるのに。
(↑存分に楽しまれた様子の4歳児の迷路。)
だから、産休中のこの1年間は
赤子という超特急最優先案件を抱えた日常の中で触れるwebサイトは
使いやすさ・見やすさ・安心感のフィルターがかかった眼鏡で
本当に純粋な1ユーザーの目線でさまざまなwebサイトと触れ合えたので
貴重な時間だったと思います。
そう思えば産休だってブランクだなんて思わなくていい☆
(と自分に言い聞かせ。)
今のこの鮮度抜群な感覚を、作る側になって失ってしまわぬよう
冷凍保存しておきたいと思います。
メモ、メモ。