UPDATE:2018.7.31
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手書きの訴求力
その昔、学生時代にTSUTAYAで2年間アルバイトをしておりました。私はCDコーナーの担当になり、売り場を作っていました。
新しいCDがリリースされる毎週水曜日は
本社から送られてくる商品POPとともにピカピカのCDを並べていました。
特にパワープッシュしたい時には本社からの既製品POPは使わず、
自分で手書きで書いて飾っていました。
やっぱり手書きの方が訴える力が強いのです!
時は流れ、会社と家の往復に疲れた社会人数年目。
癒しのCDでも借りて帰るかと寄ったレンタル屋さんでふと見ると
商品POPはすべて手書きになっていました。
…というか正式には手書き風の既製品POPです。
女子っぽい文字だったり、男子っぽいあえて汚い文字だったり
色鉛筆やマーカーなども駆使していろんなPOPが並んでいましたが
何一つ訴えかけられませんでした。。。
パソコンの味気ないPOPの中にたまにある手書きの文字だからこそ目を引いたのに
全部が全部手書きになってしまっては、
しかも手書きを大量印刷したようなものでは訴求力もありません。
だけど、パソコンで何でも簡単に作れてしまえる時代だからこそ
本当の手書きには人を惹きつける力があります。
上手く活かしながらデザインしていきたいと思う今日この頃です。