UPDATE:2023.9.6
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【目の見え方のハナシ】猫の目
本日は動物病院様のwebサイトのデザインをしている若島です。ペットの動物も、人間と同じように病気にかかったり
長い治療が必要になったり、緊急事態に陥ったりすることがあり
動物といえど家族の一員である彼らのために
かかりつけ医院・いざとなったら医院を考えておくのは
とても大事だなと思い知らされます。
今デザインさせていただいている動物病院様は
年中無休、夜間も深夜も24時間対応の病院。
なんて安心なのでしょう。
(わが家には動物のペットはいませんが;)
公開になりましたらまたお伝えしたいと思います!
さて、そんなこんなもあったり
先日は蚊の目の見え方を調べたりしていたら
【色のお勉強】蚊の好きな色。
生き物たちの目の見え方がとても気になってきたので調べることにしました。
と言っても
あいにく話ができる動物や虫の知り合いがいないため
彼らに直接聞いた訳ではありませんが…
研究者や博士による見え方の研究を色々と読み漁って調べてみました。
今回は『猫の目の見え方』についてです。
さっそくクイズを一つ。
猫はどちらの目をしている時の方がくつろいでいるでしょうか?
ピッポ
ピッポ
ピッポ
パーーーン
正解は、ねこBです。
なんとなくやさしい表情をして見えるので
瞳がまるい時の方がくつろいでいるのかな〜と思ってしまいますが
薄暗がりの中や緊張しているときには猫の瞳は丸く、
強い日差しの下やくつろいでいる時は瞳が細くなるそうです。
瞳をまるくしている猫に安易に歩み寄っていったら
引っ掻かれていたかもしれません。アブナイアブナイ。汗
猫はとっても近眼で視力は人間の5分の1くらいで0.3未満程度と言われています。
代わりに人間よりも動きをとらえる感覚がとても敏感なので
素早く動き回る獲物を捕らえることができるんです。
猫の目には「タペタム」(輝板)という反射層があって光をとらえているので
完全な暗闇でない限りは暗くても獲物を捕まえることができます。
夜道で車のライトに照らされて猫の目が光って見えるのはこの構造のためですね。
となると…
人間の「赤目」の現象も
(フラッシュありの写真を撮る時に目が赤く光って写ってしまう現象)
このせいなのかしら?と思ったのですが
人間の「赤目」は瞳孔が開いている時にフラッシュの光が目の中に入ることで
赤い網膜の反射が写真に写ってしまうかららしいので
「タペタム」とは別のハナシのようです。。。
(赤目にならないためには、瞳孔を閉じればよいそうです。)
猫の目の構造から人間の目まで派生し、大変勉強になりました。
それにしても…
動きに敏感な猫が、なぜ車のバンバン走る道路を横切る時に
ド真ん中で一瞬止まりこちらを見るのか…..謎は深まるばかりです。
人間もそれぞれ見え方が違うように、
きっと猫の目の見え方にも個体差があると思うので、参考までに。
いつか動物と話せる能力を身につけれたら
見えてる世界の話が聞きたいです。
※参考『仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界』創元社発行