UPDATE:2018.12.10
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「打ち合わせは終わってからが勝負だ。」
今日は介護福祉のホームページを作成している松本市のデザイナーわかしまです。
先日中村さんとお客様のところにお打ち合わせに行った時のこと。
すべての打ち合わせが終わって車に乗って帰ろうとした時に
中村さんがふと
「やっぱり打ち合わせは終わってからが勝負だよね。」
とボソリ。
そうだよな、これから打ち合わせで話した内容をまとめて
今後の方針を決めて提案書を作って、それから…
うん、これからが大変だ
と私が思いを巡らせている最中に中村さんは続けます。
「打ち合わせのかしこまった場じゃ何も出てこないよ。
やっぱり席を立った後からだよね。
あんなに熱い思いを持っている方だと思わなかったよ〜」
どうやら“アイスブレイク”の話だったようです。
机に座ってかしこまった打ち合わせが終わって
ホッとお互いの緊張の糸が切れてからポロっと出る言葉たちこそが
お客様の本音だったりすることを話してくれました。
本当にそのとおりだなと思いました。
同行させていただいたお打ち合わせでは
打ち合わせ後に施設を見学させて頂いたので、歩きながらお話する時間がいっぱい取れて
施設の案内とともに担当の方の熱く秘めた思いやお人柄なども垣間見ることができました。
逆に言うと我々の人柄も伝わったのだと思います。
だから「実は…」というお話もいっぱい聞くことができました。
特に初対面の打ち合わせでは、お互いに多かれ少なかれ猫を被っていると思います。
ちょっと場所を変えたり 一緒に歩いたり 何かをすることで
“猫”がニュルンニュルンと剥がれていくのだと思います。
結局最後は人対人。
もちろん仕事のクオリティや内容が伴っていなければダメですが
仕事に向き合う姿勢からだって人柄は十分に伝わります。
打ち合わせで相手の気持ちを引き出すには
たくさんの資料やたくさんの質問よりも
自分がどういう人間なのかが相手に伝わることが大事なのかもしれません。