UPDATE:2023.7.20
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【富山】和紙の展示館へいってきました
こんにちは!はちです!少し前になりますが、富山県の八尾町にある「桂樹舎」さんへいってきました。
桂樹舎さんは国の伝統工芸品、また富山県の伝統工芸品に指定されている「八尾和紙」を作り続けていらっしゃり、敷地内には和紙の展示室や和紙漉き体験もできる工房、また八尾和紙をつかった製品を購入できる店舗が並んでいます。
建物は、和紙の展示室である「和紙文庫」で八尾町の山間部に建てられた小学校の分校を移築して作られたとのことです。
一度訪れたことがあり、今回は再訪となったのですが、和紙で作られた家具や小物がいたる所においてあり、また木造の建物の雰囲気、窓からみえる緑の景色があいまってとても癒される空間です。
桂樹舎さんの公式ホームページから引用させていただくと、
桂樹舎に隣接する和紙文庫に納められた収蔵品は、紀元前千年のパピルス、世界各国の紙が使われた調度品や生活用品、日本の古写経から江戸期後期の生活用品など。“紙”をテーマに幅広く集められた貴重な民芸品・工芸品を展示しています。 引用:https://keijusha.com/washibunko/
とのことで、今よりもさらに紙で作られた日用品であふれていた時代の貴重な品、書物などが展示されいました。
中には紙と思えないほどの強度で作られた品もあって、「大人の修学旅行」ばりに楽しんでしまいました。
特に、こういったいかにも古代紀元前!と感じるようなモチーフがたくさん展示してある部屋では大興奮でした。
展示してある部屋も柄が特徴的な絨毯が敷いてあったりと、部屋のいたるところにある家具類も魅力的。
また、隣接する工房では紙すきの様子も見学させていただき、紙漉き、圧搾、乾燥、すべての工程を見ることができました。
一枚、一枚、熟練された手つきで丁寧に漉かれる和紙、また腕に負担がかかりすぎないように考えられた設備。
職人の姿があまりにもかっこよくて、美しくて、、、つい見入ってしまいました。
最後に、印象的に残った言葉を。
【和紙】
火は 人間に文明をもたらした
紙は 私たちに 文化を もたらした
紙は 私たちに 芸術を 花開かせた
かつて 石に刻まれた目じるしや
絵が 紙にうつされた
歴史を綴り 文字を生み 絵画を
発展させた
そして 人から人へ 国から国へ
時代から時代へ
紙は 文化をひろめ 高めた
和紙は 手軽く しかも強くあるがゆ
へに 住居の材料となった
更に 諸々の工芸品に煮つめられ
永い間 日本人の生活を支へて来た
和紙は日本文化の基盤でもある。
ちなみに私も和紙で作られた桂樹舎さんのアイテムを使っています。
ペンケースと名刺入れです。
2016年から使用しているので、もう7年くらい経ちますがまだまだ現役。
日本の文化、生活を支えてきた“和紙”のすごさを実感しますね。
富山県八尾市は「おわら風の盆」でも有名なまち。
情景もとても美しいです。
もし機会があれば、私たちが知らない「紙」の世界を体験しに桂樹舎さんへ行ってみてくださいね。
桂樹舎さんのHPはこちらから