UPDATE:2021.6.11
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自由になり自然と繋がる
こんにちは!まつもとのはちです!最近、水の効果なのかお肌の乾燥が和らいでいるような気がしている今日この頃です。
トイレにいく回数も増えたので、自然とイスから立ち上がる回数も増え健康値があがった気がします!
(やったー!)
さて、最近ロングトレイルの話題にふれました。
http://apricot-design.com/wp2023/staffblog/%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%88%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%81%8c%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%84/
そもそもロングトレイルには興味はあったのですが、
ロングトレイルという文化を知ったのは最近の登山の傾向である
ULスタイルとは、装備の軽量化をはかることで知られており、
それらを発信しているいわゆるガレージブランドのメーカーさんも
これまためちゃカッコいいアイテムを出してくるのです。
なかでも山と道さんは有名です。
なので、どちらかというと登山ファッション・登山スタイルの面でフューチャーされることも多いかとおもうんです。
インスタグラムで山と道さんはじめ、ULスタイルを採用している方の投稿を見ているととてもかっこいいので!
そんなこんなで私は完全にファッション的な観点から入った人間なのですが、最近こんな本に出会いました。
日本の登山界、特にUL系をリードしている
三鷹にある『ハイカーズデポ』のオーナー・土屋さんが執筆されている本です。
この本は、ウルトラライトハイキングの解説書とされているとおり、ノウハウ的なことも書かれています。
ただ、ノウハウ的なことだけでなくウルトラライトハイキングの哲学的な部分も書かれており、私は非常に感銘を受けてしまいました。
なので、その一部をご紹介です。
まだアメリカでもアンダーグラウンドカルチャーにすぎなかったウルトラライトハイキング。わたしはこの新たな試みの根本にあるシンプルさに惹かれていきました。方法だけでなく、その思想も含め、すべてがシンプルさに向かっているのが大きな魅力だったのです。
ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。むしろその向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの確信があるのです。
[5ページから抜粋]
歩くことが常となる生活では、日々の作業がシンプルであることも負担を少なくする大事な要素です。また、最後に頼りになるのは道具ではなく、あくまで自分自身。少しでも体力に余裕をもたせながら歩きたい。スルーハイカーたちは、彼らの目的であり喜びでもある「歩く」ということに、装備や方法をシンプルに絞り込みます。
そのための最も効果的な手段が「装備の徹底的な軽量化」だったのです。
[17ページから抜粋]
家財道具をいっさいがっさい持ち出すかのようなおおげさなハイキングスタイルでは、身の回りが道具であふれかえってしまいます。これでは自然のなかに身を置いても、自然からは遠ざかってしまうのではないか。
人によってハイキングやキャンプの目的は異なりますが、その核は何でしょう。装備を運び歩くことでしょうか。テントを立てることでしょうか。それらはあくまで枝葉なことに過ぎません。幹となるべきことは、自然の中に身を置き、自然を感じることではないでしょうか。(~中略~)ハイキングの核とは、こうしたシンプルな営みにこそあるはずです。ライトウェイトでシンプルな道具によるハイキングスタイル。それはハイカーと自然との関係をより濃密なものにするためのスタイルです。
[29ページから抜粋]
これらは一部ですが、自分が山や自然の中に身をおき遊ぶ中でとても衝撃的な考え方でした。
やっぱり何かあると怖いから、道具があったほうが快適なんじゃないか……
そうやって、荷物が多くなる一方。
ただ、荷物がおおくなることで見えなくなることもあるんですね。
また、持たない・軽量化を図るということは本当に自分にとって必要なモノを選ぶきっかけにもなります。
これらは自身の生き方にも繋がる考え方だなと思いました。
軽いって自由。
自由になることで、より自然と繋がれる。
そんなことを感じた一冊でした。
体力に自信がないけど山を歩きたい方にもおすすめです。
ご興味を持たれた方は是非読んでみてください(^^)