UPDATE:2020.6.19
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なんでおいしいの?【今日は菌曜日】
皆様こんにちは!松本ブランチのはちです!
梅雨ですね……
6月は仕事で忙しい…
最近書いたブログでも
6月は漬け込む系の植物の収穫が多いので、
手仕事が忙しいのです!
http://apricot-design.com/wp2023/staffblog/%e8%87%aa%e5%ae%b6%e8%a3%bd%e3%83%84%e3%83%8a%e3%81%8c%e3%81%a8%e3%81%a6%e3%82%82%e7%be%8e%e5%91%b3%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%ac%e3%82%b7%e3%83%94%e3%81%82%e3%82%8a/
らっきょうに新生姜、梅…
先日書き忘れていましたが、
山椒もシーズンなので山椒味噌なんかもつくりましたよ。
毎年、丁寧に下処理を施し、
塩などの調味料につけて発酵や熟成を促し…
半年から1年待ってやっと食べられる。
昨年漬けたものを食べながら
来年分を仕込む…
そんな過程を毎年繰り返しながら
毎年同じことを考えます。
多分科学的なおいしさの秘密とか
愛情がこもっているからとかいろんな事が
詰まっているのは間違いないのです。
でも、今年はこんなことを考えました。
ペース。
人それぞれにも
自分が大きく成長できたり、
生活しやすい、生きやすいペース、
いわゆるマイペースというか
自分のペースがありますよね。
そのいわゆるペースというものが
梅干しとからっきょう等にもあり、
それを人間がせかすことなくじっくりと待って 美味しい時に食べているから おいしいんじゃないかなーと思いました。
旬の野菜なんかもそうですよね。
今はビニールハウスとか先進的な技術とかで
一年中同じ野菜をスーパーで買えます。
でも、野菜にも育ちやすいサイクルがあって
例えば、夏に収穫シーズン最盛期の
夏野菜たち(トマトやキュウリ、ナス等)は
絶対夏に食べた方が栄養価も高いし、
美味しいのポテンシャルが最高潮に達しているから
1年の中でその時期に食べた方が確実においしい。
植物だけでなく、
発酵にもそんなことが言えると思っています。
人間が作為的に、発酵を速めたものよりも
発酵する菌たちの”のんびりペース”に合わせて 人間がのんびり待ってあげた方が
味のポテンシャルは最高潮に達していておいしい。 味噌の味の奥深さはそんなとこでも差がつくと思います。
すいません…語りだすと止まらないオタクの
性分で話がとても膨れ上がってしまいました。笑
ということで、
今年私がラッキョウをつけながら思ったことをまとめると。。。
効率化、生産性、効率化、生産性。
人間界はそれでいいと思うのです。
私もそうなれるように頑張らなきゃと思います。
そんな人間界で生きているからこそ、
人間が過ごす時間軸と違うところにある植物や発酵菌の世界に癒され、
おいしさと栄養から元気をチャージさせてもらっているんだろうな~と
なんだか感謝の気持ちで溢れ、とても尊く思えたのでした。
昨年漬けた梅干しの梅酢を使った紅ショウガ作るの巻
今年は新生姜で紅ショウガとショウガの甘酢漬けを
そして保存食専用冷蔵庫用意するの巻
ショウガ、レモン、鷹の爪、
カルダモン、ブラックペッパー、クローブ、シナモンで
スパイスジンジャーシロップ
ラッキョウの本漬けのための塩漬け
乳酸発酵中
※縦の写真ばかり…!
見にくくてごめんなさいm(__)m