UPDATE:2020.3.2
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とっちらかった言葉の残骸
アプリコットデザインのweb制作には通常のweb制作と「ブランド戦略的webサイト制作」があります。
ただ作る、ただリニューアルする、のではなく
そのwebサイトを本当に効果の出る会社の戦力にすべく
ブランディングから見直して制作していくというものです。
例えば アプリコットデザインのHPは
最低でも年1回のペースでリニューアルがかけられます。
それは
デザインには流行り廃りがあるから、
デザイン会社たるもの常に流行の最先端のシャレオツなHPでなければいけないから。
ではありません。
もちろんリニューアルする中で視覚的なデザインの更新もしてますが
リニューアルの本当の目的は「機能的」な更新なのだと思われます。
HPはそこに見る人がいて初めて存在意義があるのですが
その人はHPを見て次にどういう行動に出るのか
「次のページを開く」のか、「問い合わせボタンを押す」のか、
はたまた「すぐに閉じてしまう」のか
その行動を分析しては、
よりHPさんに会社の戦力になってもらうためにはどうしたら良いのかを
考え、軌道修正し、育てていくのです。
どんな構造が良いか、どんな言葉がより伝わるのか
めまぐるしいスピードで移り変わる時代の流れにも柔軟に対応しながら、
リニューアルが必然的に行われるのです。
さて、
そんな中で今、私も目下
「ブランド戦略的webサイト制作」のお手伝い中なのですが
通常の制作よりも、
トップページはもちろんのことながら
それ以外のページでも一瞬たりとも気が抜けません。
・ブランドコンセプトは守り通せているか
・ターゲットはブレていないか
・全ページで言っていることの辻褄は合っているか
張り巡らされた糸の中に
ほつれはないか、絡まりはないか、
スムーズにまっすぐに届けたい人へとむかっているのか
終始そのことを考えて作らなければいけないので
どのページを作っていても頭が沸騰しそうになります。
特に言葉選びには大変慎重になります。
たくさんの言葉と向き合い、考えます。
なので私の制作途中のファイルには
そんな言葉の残骸たちが散らばっています。
でも、嫌いじゃない工程。
むしろ好きなんです。
言葉・文章を作っていく工程。
しかし、私の作文コンクールではないので;
それで効果があるのか ないのか、
常にお客様のその先にいるターゲットさんの行動を見ながらHPを育てていきたい。
そう願いながら本日も頭を沸騰させて頑張りたいと思います。
とっちらかった言葉の残骸たちとともに。