UPDATE:2017.5.17
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謎が深まる ダミーテキストの世界
こんにちは、佐藤です。新緑まぶしい季節になりましたね!
日に日に緑が生い茂り、モコモコしていく山を眺めてはにこにこしています。
さて、前回のブログ(奥が深いよ ダミーテキストの世界)に引き続き、今回もダミーテキストについて調べてみました。
今回取り上げるダミーテキストはこちら!
The quick brown fox jumps over the lazy dog
素早い茶色のキツネが、のろまな犬を飛び越える・・・?
なぞの状況です。
こちらのダミーテキストは、フォントの書体見本や、文書のレイアウトサンプルに流し込まれるテキストとしてもよく使われるポピュラーな英文です。
Adobe社が提供しているフォントライブラリTypekitでもこちらの文章が書体見本のひとつとして使用されています。
しかしなぜ、この文章がダミーテキストに選ばれるのでしょうか?
実はこの文章、「パングラム」という言葉遊びで出来た文章なのです。
パングラムとは・・・
パングラム (pangram) は、アルファベットを使用する言葉遊びである。ギリシア語で「すべての文字」という意味がある通り、すべての文字(26個のアルファベット)を使い文章を作るのが目的である。同じ文字を複数回使用するのはよいが、短い文章の方がよい。あるいは、少し長くても他に意味のあるものは評価される。(wikipediaより引用)
The quick brown fox jumps over the lazy dog
を並び替えてみますと、
abcdeeefghhijklmnoooopqrrsTtuuvwxyz
となります。おお~
A~Zまで全てのキーを押すことになるので、この一文を打つだけでもタイピングの練習になります。
「パングラム」という言葉遊びは馴染みが薄い・・・というか初めて知ったのですが、実は慣れ親しんだ「いろは歌」こそが日本語版パングラムの最高峰なのです。
いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす完全パングラムであり、意味もしっかりある、いろは歌ってとても美しいですね。
色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず
ダミーテキストから脱線しましたが、今回はこの辺で!
続編:恐怖?!ダミーテキストの世界