UPDATE:2017.2.18
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ベールであなたをお守りします。
こんにちは、ワカです。今日は結婚式の豆知識のお話。
挙式の中で一番の盛り上がりシーン、ウエディングキス。
その直前に新郎様が新婦様のベールを上げますよね。
そもそも新婦様はなぜベールをしているのか知っていますか?
ベールは邪悪なものから花嫁を守るもの。
挙式の前に、親御様が新婦様にベールをかけてあげてお仕度の完成となります。
無事に新郎様の元へ巣立ってね。そんな思いを込めて。
最近ではそのベールダウンの様子も挙式の中で行い、皆様に見て頂く方も多いですね。
最後に親御様から花嫁へかける言葉はどんな言葉なのでしょう。
両者とも涙ぐみながら行うその様子は思わずもらい泣きをしてしまいます。
ベールは新郎様の元に新婦様が無事辿り着くまで下したまま歩みます。
そして誓いの言葉を交わし、指輪を交換し、結婚証明書に署名をして、
誓いのキスの前に新郎様が初めてベールを上げます。
今まで二人の間にあったベール(壁)を取り払うことで
新しい家族としての絆を深めるという意味も持ちます。
和装のスタイルでのお式ではベールの代わりに角隠しをつけます。
角隠しの意味には諸説あると言われていますが、私が納得したのはこの説。
角隠しは白無垢姿の時に身に着けますが、以前和装のお話にも書きましたが白→赤へ衣裳を変えるのは
いったん死んで生まれ変わるという意味があることから、
あの世のものの象徴とされる“鬼”を表す”角”を隠すために白無垢の状態の時に身に着け、
そして生まれ変わって色打掛に着替えた時には角隠しを取る。という説です。
いずれにしても無事に花嫁を送り出すための魔よけのアイテムであると言えるベールや角隠し。
ひとつひとつのアイテムに込められた思いを知れば知るほど奥が深いと感じる結婚式のお話でした。