UPDATE:2019.2.4
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完成までに何個の脳ミソを通過した?
今日は春みたいな陽気の松本市。とっとと冬の感染症の猛威が終息を迎えて欲しいと願いつつ
毎日ヒヤドキで子供を保育園に送っていくワカシマです。
最近専らwebデザイン担当のわたくし。
最近よく思うんです。
完成までにたくさんの脳ミソを通過したものの方が
より良いものになるんじゃないかって。
私はディレクターさんからお仕事を振り分けてもらって
間接的にお客様の要望を聞き、デザインを作り、
その後コーダーさんに引き継ぐというパートを担っているのですが
ちょっと前までは お客さんの声を直接聞き、一度全貌を理解したディレクターさんの
「その脳ミソもそのまま引き継げたらいいのに」って思っていたんです。
そしてそのままコーダーさんへも引き継げたらいいのにって。
例えばwebサイトのリニューアル。
全ページに何が入っているのか隅々まで読み込んで、
何を意図しているのか全てを把握するのって結構時間がかかります。
それをディレクター、デザイナー、コーダーがそれぞれ1から理解し直すのって手間じゃん!
そう思っていたのです。
(もちろんちゃんと言葉にして引き継いでいくこともいっぱいありますが。)
でも今は、
それで良いんだと思っています。
それが良いんだと思っています。 それぞれの脳ミソを通過していく中で、
「これはこうした方が分かりやすいんじゃない?」とか
「これはこっちのが効果があるな」と
より多くのアイディアが出るからです。
一通り形になった後も
そこに至った経緯を何も知らない第三者の新鮮な脳ミソとパッと見た印象で
「ここ、もっとこうの方が見やすいよ」という意見をもらえることもあって
どんどん洗練されたものが出来上がっていきます。
ディレクションからデザイン・コーディングまでできてしまうwebデザイナーは凄いけれど、
こう考えると 分業制のこのスタイルも悪くないなと思う今日この頃。
「自分で理解する」という過程を経なければ見えてこないものはたくさんあるから
最終のゴール地点だけしっかりと共通認識として持っていれば
より多くのルートを通った方がたくさんの発見があり、収穫がある。
だから完成までに何個の脳ミソを通過したかって結構大事なんだと改めて感じています。
……とまた立派な言い訳が完成してしまったけれど 私はもっとコーディングについて勉強しなければ;;;