UPDATE:2018.9.12
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webサイトの文字色が真っ黒じゃない理由
私は紙媒体、特に本のデザインをしている期間が長かったのですがwebデザインをし始めて最初に注目したのは“文字色”でした。
本の本文の文字色は通常黒です。
黒の中でも一番濃いK100という色。
“版ズレ”という現象がおきてしまうので
他のCやMやYという色の入っていない混じりっけなしのストレートな黒。
印刷でカスレが生じてしまう可能性があるのでグレーもNGです。
それが常識でした。
しかし、webデザインを始めた時にまず最初に
本文の文字色は真っ黒じゃないことが多いことに気づきました。
R0,G0,B0、#000000のブラックじゃない!
少し色を落としたグレーっぽい文字色を使っているサイトが多いです。
なぜでしょう。
きっと、それぞれに様々な理由があるのだと思いますが
私が考えた理由としては「目にやさしい色にするため」です。
紙媒体は光を反射させて目に色を届けるのに対して
電子媒体は光とともに目に色を届けます。
なので紙媒体は光がない暗闇では見えず
電子媒体は暗闇でも見ることができます。
その時に文字色が真っ黒だと、背景の白とのコントラストが強すぎて
バチバチしてしまって読んでいると目が疲れます。
何気なく普段見ているwebサイトですが
こんなところでもユーザーに優しさを届ける工夫ができるのですね○