UPDATE:2021.4.16
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2021年4月リニューアルオープン「長野県立美術館」に行ってきました!
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今日は先日3年の改修工事を終えてリニューアルオープンした信濃美術館改め、『長野県立美術館』の紹介をしたいと思います。
ランドスケープ・ミュージアムとして生まれ変わった『長野県立美術館』
この日は長野県立美術館リニューアルオープンの初日。張り切り過ぎてオープン30分前に到着しました。
ランドスケープ・ミュージアムとして生まれ変わった長野県立美術館はB1から3Fまでの広さで、
渡り廊下によって隣の「東山魁夷館」と行き来が可能です。
受付は本館1Fにありますが、出入り口は1Fから3Fまでの各所に存在します。
それは展示室以外は入場無料で自由に館内を歩くことができるため。
ランドスケープのテーマどおり、身近に存在する美術館として気軽に立ち寄ってもらいたいというコンセプトから、そのような形となっているのでしょうか。
中谷芙二子の「霧の彫刻」が常設展示
本館と東山魁夷館を繋ぐ渡り廊下の下は「水辺テラス」と呼ばれる階段状の滝となっており、この場所は時折周囲を真っ白に染めるほどの霧が人工的に発生します。この霧はアーティスト中谷芙二子氏による「霧の彫刻」と呼ばれる作品。
いつ発生するかわからない霧を楽しみにして、周辺を散歩するのも気持ちよさそうですね。
広く観覧しやすくなった展示室
現在開催中の展示は「未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展」2021年6月6日(日)までの開催です。
新県立美術館の完成にあたり、美術館という施設の本質に関わる、公開と保存・修復・復元をめぐるさまざまな問題について考える展覧会です。東京藝術大学は最新のデジタル技術を駆使し、文化財を「スーパークローン」として、周囲の環境までも含めて精密に復元する技術を確立しました。今回の展覧会では、バーミヤンやキジル、敦煌などの石窟寺院から法隆寺金堂の釈迦三尊像に至るまで、仏教東漸の跡を記す「スーパークローン文化財」を展示し、周囲の環境まで含めて展示することで、近年の地球温暖化による気候の急激な変化や地域紛争の激化により、存亡の危険にさらされている文化財の保護と公開の問題について、新たな視点から考える機会とします。
長野県立美術館ホ-ムページより
展示室は広く、バリアフリーにも配慮してより見やすく変わりました。
展示を見終えるとガラス張りで景観を楽しめる廊下で一休みでき、展示を見て少し疲れた足を休めるのにぴったりです。
また、展示室3を出た先はレストランにも続くので、そのまま食事をしても良いかもしれませんね。
絶景を楽しめるカフェと屋上広場「風テラス」
3Fはカフェ「Shinano Art Café」と屋上広場「風テラス」があり、カフェで注文したものを「風テラス」で楽しむことができます。私も展示を堪能した後、カフェを利用して一息つきました。
カフェメニューは軽食とドリンク中心で、信州の食材を使ったスイーツなどどれも気になるものばかり。
ナッツのキッシュと飲むヨーグルトを注文。
奥に善光寺と信州の雄大な山々を眺めながらいただくスイーツは格別のおいしさでした!
気軽に立ち寄れる交流スペース
1Fには交流スペースがあり、こちらの展示は無料で鑑賞することができます。気軽に立ち寄ってアートを楽しめるスペースですね。
現在は「新美術館みんなのアートプロジェクト Something there is that doesn’t love a wall―榊原澄人×ユーフラテス」を開催中。
榊原澄人とユーフラテス、二つのアーティストの映像作品を楽しむことができます。
奥のオープンギャラリーで開催中の「美術館のある街・記憶・風景 「日常記憶地図」で見る50年」
今回の展示で私が一番集中して見た展示です。
長野市の昔を人の語りから知ることが出来てとても興味深く、楽しみました。
他にもアートラボ・ショップなど見どころがたくさんの長野県立美術館。
長野県の新たな観光施設としてたくさん注目されていくでしょう。
私も今後は気軽に散歩やカフェ利用で立ち寄りたい場所です。