UPDATE:2017.2.19
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商品やサービスに他店との差をつけられない場合
時に商品やサービスで他店と差別化が難しい場合があります。そういった場合、選ぶ側とすれば価格で選ぶことが多くなるかと思います。
その際、売り上げを簡単にあげる方法は「値下げ」です。
しかし、値下げを行うと他店も当然対抗して値下げを行い
結果「価格競争」に追い込まれてしまいます。
価格競争に入ったら、会社の体力に左右されます。
資本力が多い方が値下げ(利幅の低下)に耐えることができ
資本力が低い方が結果離脱していくという、とっても悪循環に入ってしまいます。
ですので、「価格で選ばれる」というのは健全な経営につながりません。
では、他店との差別化がしにくい場合、どうしたらよいのでしょうか?
それは「人」で差をつけることです。
商品やサービスを提供するのは「人」です。
近頃、選ぶ側は「商品を見て選ぶのではなく人を見て選んでいる」と思います。
イコール「人」が悪いと商品やサービスは売れなくなります。
だから人による差別化はとっても重要です。
でも、うちには優秀な人材がいない・・・
という会社も多いのではないでしょうか。
しかし、そもそも優秀な人材は募集をすれば集まるのでしょうか?
そんな事ありませんよね?優秀な人材は大企業に集まります。
また、弊社の業界であればフリーランスとして独立をしているはずです。
だったら、考え方を変えて「それなりの人」を「優秀な人」に育て上げる事が
遠回りのようで近道なのだと思います。
要は「社員教育にどれだけお金と時間をかけるか」だと思います。
社長さんの中には、せっかく時間とお金を使って人を育てたのに
辞めていってしまう事を懸念される方も多いかと思います。
しかし、これはむしろメリットなのではないでしょうか?
育て上げた人材・優秀になった人材は、それなりの給料を支払う事になり、高いコストが発生します。
それよりも、再度それなりの新人さんを育てて行く方が、会社としてはコストを抑える事ができます。
しかも、育て上げる過程を幾度となく繰り返していくと
会社としては「社員教育」に対するノウハウも蓄積され、
自然と社内が落ち着いて回り出すかもしれません。
とにかく中小企業にとっては、優秀な人材を必死に獲得するのではなく
それなりの人材に対し、十分な時間とお金を使って育てて行く事が必要なのだと思います。
優秀な人材が育てば、他者との「人の差別化」ができ
結果自社の商品やサービスを選んでもらえるのではないかと思います。