UPDATE:2024.6.18
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tone village1周年プロジェクトを振り返る|コンセプト・キービジュアルの作成
こんにちは!広報・ライターのくうです。前回概要をご紹介した弊社運営の複合施設tone village1周年プロジェクトについて、今日はコンセプトとキービジュアル作成の裏側を紹介したいと思います!
きっかけは“キービジュアル”
1周年を迎えるにあたって、インスタや各メディアに掲載するためのキービジュアルを作成しようと思い、中村さんに相談しました。そのとき、オープン時のようにお店の外観を使って作るとか、働く誰かの姿を写真に撮ろうとか、ふんわりとしたイメージしか共有できずに困惑・・・「イメージが湧かないから、まずは1周年イベントのキャッチコピーがあった方がいいんじゃない?」とアドバイスをいただき、1周年告知用のキャッチコピーを作ることに。私の夢中に気付ける場所へ。
キャッチコピーを作るにあたって参考にしたのは、昨年作成したtone villageのブランディング資料。萩原さんとワークショップをしながらtone villageのありたい姿について整理し、中村さんの想いを改めてお聞きしてすり合わせをしたときのものです。そこで出てきたキーワードの一例が
・やりたいことを自由に選択できる自分に。
・今ここにない道筋を、共に描いていく。
・自分に幅広い選択肢を増やすきっかけをつくる。
・きっかけをつくる。人生がよりポジティブになるように。
・今までにない選択肢を得るきっかけをつくる。
・前向きな行動(自分自身の変化)のきっかけ
・今の自分を受け入れて次のステップに進むきっかけ
・ゴールに向かう、進む、きっかけ=出会い
私たちがtone villageでしたいのは、日々生きる中で漠然としたモヤモヤを感じている人に、心が揺れる何かを見つけるきっかけを与えることだと気づき、それを言語化したいと思いました。
そこで思い出したのが、昨年のワークショップの中で何度も登場した「夢中」という言葉です。
心が揺れる何かというのは、「夢中になれることの種」のようなものなのかなと思います。誰しも心が揺れるようなものごとは存在するのではないか、それに気が付かないで生きている人もいるのではないか、であれば、それを見つけるきっかけを生み出せる場所にtone villageはなれないだろうか・・・・
思考をめぐらせた結果、 “私の夢中に気付ける場所へ”というコンセプトコピーが生まれました。
ボディコピーはライターの先輩から学びながら
ボディコピーは、総務でありライター業務も行うゆかさんにお手伝いいただき、形にすることができました。お互いに案を持ち寄って文章を形にしていく過程がすごく楽しかったです。
▼こんな感じでスプレッドシートにキーワードを入れていってコピーを作りました。
ゆかさんの文章はすごくゆかさんブシを感じます!どんな文章にも、ゆかさんらしいやわらかさが滲んでいるというか・・・。何かを説明する文章(機能的な部分)を読みやすく情緒的に変換するのがとても上手だなと思います。
説明文ってだいたい固くなりがちで読むのを避けてしまうこともあるし、一方で情緒に振りすぎていると曖昧で胡散くさくなってしまいがちです。でもゆかさんの文章だと語りかけてもらっている感じですっと入ってきて、それでいて情緒に振りすぎているわけでもないちょうどいい塩梅なのがよいです。
同じキーワードを見ていてもできるコピーのかたちは全然違って、それもとても興味深く・・・これまで他のライターさんと活動することがほぼなかったので、いい機会をいただいたと思います。とても勉強になりました・・・!
コンセプトに沿ったキービジュアルの撮影
コンセプトコピーが固まったので、キービジュアルの撮影は中村さんにお願いしました。“私”を主語にしたコピーなので、キービジュアルにはペルソナを反映した“人物”を入れたい・・・ペルソナは、心の揺らぎを感じながらもささやかに意思を持っている20代後半〜30代前半の人物。
ということで、ペルソナに近い雰囲気を持つtone cafe店長のまめちゃんにモデルをお願いすることに。
いつもの笑顔とは打って変わって、こちらのリクエスト通りの表情でモデルを務めてくれたまめちゃん。
おかげさまで、素晴らしいキービジュアルが撮影できました。コンセプトを固めたことで、それまでイメージが湧かなかったキービジュアルのイメージが明確になり、タイトなスケジュールの中でもいいものができたのかなと思います。そしてイメージ通りの写真が撮れる中村さんもすごいな・・・と思います。ともあれ、コンセプトはものづくりの指標になるのだなと体感した出来事でした。
長々と語ってしまいましたが、今日はここまで!
次回はノベルティのお話をしたいと思います。
今回のプロジェクトについて、概要をプレスリリースにて配信しております。
▲広報のはちさんがわかりやすくまとめてくださいました!