UPDATE:2023.6.22
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いつかは自分のお店を。店長としてみんなを引っ張る存在に。| tone cafe 店長
アプリコットデザインで働くスタッフのこれまで、今、これからをお届けする「STAFF STORY」。今回はtone cafeの店長まめちゃん。tone cafeに出会うまでの道のりのこと、仕事のこと、これからのことを話してもらいました。
調理とお店づくりのいろはを学ぶ日々
実家が旅館を経営しており、幼い頃から厨房ではたらく人の姿を見ていたまめちゃん。調理の仕事に興味を持ち、東京の専門学校へ進学します。早く現場に出て経験を積むために、1年制のコースを選択。製菓・イタリアン・和食・・・幅広い分野の知識を身につけ、実習を通して調理のことを学んでいきました。
専門学校を卒業したあとは長野に戻り、温泉施設併設のレストランを経て、デパートの中にあるレストランに就職。働き始めて2年ほど経ったころ、デパートの閉店に伴ってレストランの閉店が決まります。レストランの店長に、レストランの系列店舗である「コンビニ」の店長に推薦され、20代前半で店長を任されることになりました。
調理のお仕事からは離れたものの、店長としての仕事にやりがいを感じていたというまめちゃん。
「商品の棚が、その日入ったスタッフの色になっていくのを楽しみながら働いていました。大変だけど、コンビニで働いたらいろいろなことができるようになるのですごく勉強になって。発注のこと、在庫管理のことなど、お店づくりの基礎はここで学びました。」
まめちゃんに転機が訪れるのはその後のこと。店長会議のため東京に行くことが増えたまめちゃんは、専門学校時代の友人がイタリアンレストランで働く姿を見て、調理への思いが再燃します。「コンビニのお仕事は楽しい。でもやっぱり、調理の仕事がしたい。」そう思うようになり、再び上京を決心。初めは六本木のイタリアンレストランで1年ほど働き、その後知人の紹介を受けてカフェのオープンに携わることになりました。コーヒーに力を入れていたそのカフェで、まめちゃんはコーヒーの世界に惹き込まれていきます。
「ハンドドリップで淹れたコーヒーを目の前で飲んでもらえることがうれしくて。コーヒーっておもしろい、もっとコーヒーのことが知りたいと思って、カフェによく行くようになりました。」
コーヒーを学ぶためにさまざまなカフェで経験を積んだまめちゃんでしたが、コロナウイルス流行の影響を受け、地元長野に帰ることにします。そこで出会ったのが、tone villageカフェオープニングスタッフの募集でした。
求人ページに掲載されたtone villageの写真が目に留まったまめちゃんは、アプリコットデザインのウェブサイトを見てその雰囲気に惹かれます。
「優しくてほんわかした感じが素敵だなって。でも、すごくおしゃれなので・・・こんなにおしゃれな人たちの中に入っても大丈夫なのかな?って思ったのも覚えています。」
本格的なコーヒーを淹れられるエスプレッソマシンがあること、メニュー開発をする可能性があること。面接の中でどんなカフェをつくろうと構想しているのかを聞いたとき、たくさんの「挑戦」が待っていると感じ、ほかの企業を受けることなくtone villageではたらくことを決心します。
「つくる」と「かんがえる」をくりかえす
まめちゃんはtone cafeの店長として、調理やドリンク作成、接客をはじめ、仕込みやメニュー開発・衛生管理など、さまざまな業務に取り組みます。特に大変なのは、メニュー開発。まだオープンしたばかりの店舗で新しいメニューを考えるのは、簡単なことではありません。
「大変なことはたくさんあるけど、嫌だとはまったく思わないです。自分がやりたいことをやらせてもらっているからだと思います。お店を1から全部つくるのってなかなか経験できることじゃないと思うんですよね。だから私にとっては全部が意味のあることで、毎日が挑戦だなあって。」
店長のお仕事は、身体を動かすだけではなく「考えること」がたくさんあります。メニューのこと、お客さまのこと、スタッフのこと、PRのこと・・・いつか自分のお店を開きたいというまめちゃんは、いまこの瞬間も夢に向かうための大切な一歩だと噛み締めます。
時間を忘れて過ごせる場所をつくるために
まめちゃんがいま大切にしているのは、スタッフ全員が「tone cafe をいいお店にしたい」と思い続けられる雰囲気づくりをすること。
足を運んでくれた人ともっと会話をするとか、一杯のコーヒーをもっと丁寧に淹れるとか。「またここのコーヒーが飲みたい」と何度も足を運んでくれるお客さまを増やしていくため、スタッフ自身が主体的に動けるお店でありたいから、店長としてみんなを引っ張っていきたいと意気込みます。
「いずれは、tone villageの中だけではなくてマルシェの出店などにも挑戦していきたいです。マルシェは大変だけど、お店の中で待つだけでは出会えないたくさんの人に出会うことができるんです。それに、スタッフのtone cafeに対する想いももっと強くなると思うんですよね。」
どんなときでも挑戦することを大切にしてきたまめちゃん。
tone villageを気軽に立ち寄れる場所にできるように。コーヒーが好きな人に来てもらえるように。コーヒーが飲めない人でも楽しんでもらえるように。ひとりで考えごとをしたい人にも来てもらえるように。
足を運んでくれた人が、時間を忘れて過ごせるような場所にできるように。
tone villageでの、tone cafe店長としての挑戦はまだ始まったばかりです。