UPDATE:2023.10.23
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【わたしの推し】星野文月さんの言葉の展示を見てきました
こんにちは!広報・ライターのくうです。毎日配信している「おなかいっぱいラジオ」でもお話ししたのですが、今年の秋は個人的に「芸術の秋」を掲げていきたいと思っています!芸術にまつわる展示やイベントなどに積極的に触れていきたい気持ちです。
その一環として、というわけではないのですが、先日ライターの星野文月さんとアパレルブランドsuieの仙石翠さんによる、物語と服のの展示「海を翻してわたし、わたしだったもの」を見てきました。
10/24まで開催されているこちらの企画展は、星野文月さんが書き溜めていた詩や短いお話の展示と、仙石翠さんがそこから着想を得て制作した衣装・グッズの販売をしています。
文月さんはわたしの推しライターさんです。
学生時代に文章を見て惹かれて、長野県出身の同世代ということでさらに親近感が湧いて・・・彼女が書いたエッセイは必ずチェックしていたしZINE(個人または少人数の有志が、非営利で発行する自主的な出版物のこと)を買い集めたりトークイベントに行ったりもしていました。
推しのどこが好き?なんていう話は、いくらでも語れるようで実は難しいような気もしているのですが・・・今月の特集テーマが「わたしの推し」ということで、もう月末ですがすこしだけお話したいと思います。
わたしが文月さんを好きな理由は、彼女の書く文章がみずみずしいからです。エッセイも、詩も、物語も、生まれたての感情をそのまま言語化して読み手に届けているようなみずみずしさがあるのです。
だから描かれている景色やそのときの感情を追体験できるような気がして、その世界に引き込まれるのだと思います。
今回展示されていた文章も、すぐには言葉にできないような感情やその溜まり場を「海」とか「みずうみ」で表現していて、ひとつひとつ手に取るように、じっくり読んでしまいました。
文月さんはきっと、わたしが想像しているよりもずっと多くのものを世界から吸収して、それを言葉にして表現しているのだと思います。わたしも日頃から自分の感じたこと考えていることをみずみずしく表現していけるようになりたいです。
こう考えてみると、「推し」ってただ好きなだけではなくて「憧れ」みたいな意味も含むのかも、なんて思いました。
インタビューの記事は自分の感情を表現するというより書き手の思いを自分の言葉を使って表現するもの。情緒的な表現はあまり出番がないかもしれませんが、表現の引き出しはいくつあってもいいと思うんです。
「推し」から表現力を吸収して、今後の糧にしたいと改めて感じた素敵な展示でした。
会場は、松本市の古着屋Dokkaさんです。
松本市役所の近くにあり、2年くらい前にできたそうです。このあたりを歩くことがないので知らなかった・・・!
店主の女性のやわらかな人柄に惹かれ、古着を一着買ってしまいました!大切に着ます。
ご覧いただきありがとうございます、
それではまた。